2022年度下半期Best VALUE賞!受賞者インタビュー(須田)
FoundingBaseでは半期に一度全社で合宿を行っており、「高めあい、分かちあう場」として半期・通期の表彰式を行っております。
本記事では、2022年度下半期Best VALUE賞を受賞した須田さんにインタビューを実施!
2022年7月にFoundingBase に入社し、高知県大月町にて調査事業を通して、現在は新規事業立ち上げを行っています。今後の動向を見逃せない拠点とされています。FoundingBaseの中でも随一の成長意欲と覚悟を持って仕事に臨んだ、須田さんの仕事や町への向き合い方に焦点をあてていきたいと思います。
■インタビュアー
【百瀬】
早速ですが、Best VALUE賞の受賞おめでとうございます。
2022年度の下期の中で最もMVVを体現した人が選ばれるこの賞ですが、
受賞の感想を教えてください!
【須田】
自分の中で「絶対にやりきって賞を必ず取るんだ」と意識していたこともあったので、
少しホッとした気持ちもありましたし、一つ報われたと正直感じていました。
一人拠点だったこともあり、自分が止まってしまったらこの拠点は止まってしまうんじゃないかというような重い責任も感じており、色々悩んで考えていました。
その中で、やりきったという達成感と、単純にとても嬉しかったのも相まって、
思わず壇上で泣いてしまいましたね(笑)
【百瀬】
あの涙は非常に僕にとっても印象的で、かっこいい涙だなと感じて見ていました!
当時壇上でも取ってやろうと思っていたとおっしゃっていましたが、
いつから賞を取ろうとおもって、須田君の中で何が変わっていったんですか?
【須田】
2022年の上期の表彰を見ている時にスイッチが入りましたね!
それまでも指示がでていたことは無難にできていたと思うのですが、
「まちづくり」ってどうやってやるんだろうっていうのを、すごく考え始めたんですよね。
その結果、やっぱ観光ってあくまでも1つの切り口でしかないし、
いろんなツールやいろんな事業を持っているFoundingBaseだからこそ、
本気で町を変えることができるんじゃないかという気持ちや覚悟が固まっていきました。
だからこそ、もっとこの町をなんとしても絶対変えるんだという気持ちで、日々を取り組めたというのが大きかったんだと思います。
【百瀬】
会社や町の解像度を上げて、熱量を持って、下期の業務を取り組んだ結果が、
この表彰に繋がったんですね!考えや気持ちが変わった中で、すぐに変化を起こした行動はあるんですか?
【須田】
役場とのコミュニケーション機会をとにかく増やしました!
それまでは、元々の役割だった調査事業の話しかできませんでした。
ただ、FoundingBaseの代表として、調査事業だけではなくて色々な事業の話もするために、
毎日夕方ごろまで残っている役場の上層部の方達に自分からコミュニケーションを取りに行く頻度を増やしていきましたね。
FoundingBaseの中で、一番大月町に関わっているのは自分だし、もっと責任を持って頼りになる存在として認識してもらいたいなと思っていましたね。
【百瀬】
私もSlackとかでも須田さんをみていて、本当にすごいなと個人的にも感じていましたが、
そういった行動やマインドがどんどん須田さんの成長や変化の原点になっていったんですね。
役場のみなさまから届いたお祝い動画をみていても、本当に町からの信頼を勝ち得ているなと感じていましたが、信頼を得ることができたポイントとかって自分で思うところはありますか?
【須田】
3つあるかなと思っています。
1つ目に、役場から依頼されたことは最速でやるスピード感。
「須田に言っておけば、なんかやってくれるだろう」とかそういう環境を作ることでした。
2つ目に、やりっぱなしではなく、それをきちんと報告することですね。
役場とFoundingBaseの間に立って、きちんとやっていることを見せました。
3つ目に、この町をどうしたいのかを本気で町のことを考えることでした。
考え続けて、町の人と対等に話すことでしたね。
【百瀬】
すごい・・。圧倒的なスピード感と思考を担保しながらそれを共有していって存在感を出してたんですね。新規の拠点ならではの苦労だと思うのですが、町の方と対等に話す上で、どうしても知識量も必要になってくると思うのですが、それはどうやって得たんですか?
【須田】
もちろん町の人や役場の人とたくさん話すこともしてきました。
ただ、効果があったと感じることは、FoundingBaseの他事業の動向を、
Slackで情報収集し続けていったことでしたね。他の町の課題感や、それに対する取り組みとかをインプットして、それを役場の方に話していったんです。
そうすると、役場の方も自分の町に置き換えて、課題感を話してくださったりしました。
それを何度も繰り返していくことで、町のことを深く考え、町の課題を知るきっかけになりました。
【百瀬】
FoundingBaseの資産を使って、FoundingBaseらしい取り組み方をしていったんですね。
自分の意志を貫いて、地方の方々を巻き込んで、地方共創をしていく姿は、会社全体の刺激にもなっているとおもいます。前職では、営業をしていた須田さんはFoundingBaseに入社して変わったなと思ったことあるんですか?
【須田】
FoundingBaseを自分ごと化するようになったことですね。
自分が全責任持っているつもりで本気で臨めていることは大きな変化ですね。
転職するときは覚悟を決めていたので、この瞬間この瞬間を悔いなく過ごして、
こんなことやったぞ!と言えるようなものを残したいと思って、働いていますね。
【百瀬】
仕事に向き合う姿勢が素晴らしいですね!FoundingBaseに入社して、視座も上げていっているんですね!改めてにはなるのですが、須田さんの今のお仕事について伺いたいのですが、具体的にどんな仕事をされているんですか?
【須田】
昨年と現在で大きく異なっています。
昨年は、樫西園地という観光事業の対象となる場所の、調査事業という形で入っていきました。
現地での調査の上、どんなサービスだったら持続的な滞在や観光拠点として成り立ちそうなのかというところを形にしていきました。
それに伴って、地域の方々のご理解とご協力が必須なので、関係性を構築するために、清掃活動や挨拶回りをして、関係を築いていった1年でした。
それに加えて、どんどん個人的にも役場にいろんなヒアリングや提案を行って、与件を拾いに行って上司に壁打ちをし続けていました。
現在は樫西園地のキャンプ場運営を行っています。集客から現場対応、企画設計など、運営全般を行っています。
【百瀬】
個人的に役場と話した中で、与件を見つけてFoundingBase側に壁打ちをしていくのはすごいですね!なかなか、一人拠点の中で、そこまで推進力を持った人は聞いたことないですね。
これから須田さんとして、大月町拠点をどう拡大していきたいんですか?
【須田】
目先としては、やはり大月町にとっては、交流人口の獲得が一番やらないといけないところかなと考えています。そのため、樫西園地はもちろんですけど、他のキャンプ場も含めて、町の観光や交流人口はFoundingBaseに任せようっていう土壌をを作りたいと思っています。
あと、個人的な思いも入るのですが、人口減少があり、人が少なくなっている町なので、
長期的には、教育や一次産業なども含めて、町のインフラとして機能し、「ずっと住み続けたいな」と思ってもらえる町にしたいですね。
【百瀬】
素敵ですね!町の交流人口や観光を一括で任せてもらえるような実績や、
環境作りには私も非常に期待していますし、須田さんならその熱量を持って、
町も変えていけるんじゃないかと思います!
熱量高く取り組んでいて、町の信頼も厚い須田さんですが、着任してからの一番の苦労ってなんだったと思いますか?
【須田】
いろんなことがありましたね(笑) ただ、一番でいうとキャンプ場オープンに向けて、国の認可周りが落ちそうになったときでしたね。国の担当省に話し続けたのと、役場の方々も協力いただいて、結果的に町とFoundingBaseが1つのチームとして推進できて、認可も通してもらうこともできました。事業がなくなるんじゃないかと本当に焦っていましたね。
【百瀬】
結果的に町を巻き込んで一つのチームになってコトを進めたのはすごい推進力と影響力ですね。
今まで、色々な話を聞いていると、本当に須田さんはどこでも、誰でも目線を合わせて、
話し合うことを本当に意識されてますね。
【須田】
そこは本当に意識しているポイントではあります。
上下の関係とかではなく、同じ目線で、同じ立場になってしっかり考えることが、一番大事だと個人的には思っているところですね。
【百瀬】
そのように活動していると、着任してすぐと、今ではかなり町からのみられ方や期待のされ方も変わってきているんじゃないですか?
【須田】
そうですね!役場の方からは、FoundingBaseに観光を任せてみたいというご意見もいただけるようになってきてますし、樫西の住民の方々からは、今後が楽しみだというお声を直接もらえるようになりましたね。それは本当に嬉しかったのを覚えています。最初の頃は、やっぱり「本当にできるのか?」と思われていたとおもいますし。
【百瀬】
住民の方から前向きな言葉をもらえるようになったのは大きな変化ですね。
結果的に、地域の方たちに変化をもたらしていると思いますし、それは須田くんのアクションの成果ですね。
ここまで色々お話を伺わせていただきましたが、須田さん個人の話として、目指しているものやビジョンとかってあるんですか?
【須田】
僕は地元が島根なんですが、色々お世話になった人たちがいるので、
最終的には、島根に僕は町おこしとして寄与したいんですよね。
きちんと島根で影響力を持って、本気で変えていきたいと思っています。
それがやりたいことですし、僕の原動力になっていると思いますね。
そのためにも、一人でやれることは限られているなと思いますし、
前向きに、ガムシャラに目的達成のためにトライできる組織や集団を作りたいと思っています。
【百瀬】
大きな素敵な目標ですが、須田さんだと叶えられるんじゃないかと思えますね!
FoundingBaseの中で圧倒的成果と成長を遂げている須田さんと、
インタビューをした私のモチベーションが上がるような内容でした!
引き続き、ガムシャラに町も会社も変化を起こせるように頑張っていきましょう!
今日は本当にありがとうございました!
貪欲に成果と成長を追い求めて、関わった人たちも変化を起こしていく須田さん、
改めてBestValue賞おめでとうございます!!