【宮城県加美町】中新田高校 生徒インタビューvol.2
1.はじめに
FoundingBaseの教育事業部・加美拠点メンバーが学校魅力化に携わっている中新田高校(通称「ナカコウ」)。
昨年度新設された「地域創造学」での学びを通じた挑戦や自身の変化、キャリア選択などをお話頂くため、2年間をともに過ごしてきた生徒さんにインタビューをしました。
(今回のインタビュアー)
2.加美町にあるナカコウでの生活の中で、印象に残っているまちエピソード
林:
本日はよろしくお願いします!
佐々木さん:
よろしくお願いします!
林:
今日は、私が中新田高校にコーディネーターとして入った2年間での学び(地域創造学で学んだこと)や自分がどう変化したかをインタビューさせて頂きたく時間を取ってもらいました。
(「地域創造学」については、こちらの記事からお読みいただけます)
林:
まず、印象に残っている加美町エピソードは?
佐々木さん:
昨年、中新田高校をPRするためのプロモーションビデオの撮影があって、それに出演したことが印象に残ってます。
林:
プロモーションビデオに出演するって他の高校ではなかなか体験できないことだよね!
佐々木さん:
はい!
イベントでかみ〜ご(加美町公認キャラクター)とダンスをしたことはありましたが、動画の主役として出ることはなかったので、主役としてうつることで周りから声をかけられて嬉しかったです。
再生回数は?とよく聞かれます!
動画リンクはこちら
3.地域創造学一期生としての2年間
林:
地域創造学を受けた2年間はどうだった?
佐々木さん:
楽しかったです!
1年生の終わり頃までは、高校卒業後は専門学校に行こうとしていたので、文理医療コース志望でした。
(※中新田高校は2年生に進級する際、「地域創造学」が含まれる教養総合コース、文理医療コース、商業実務コースに分かれる)
ある先生に「地域と関われるよ」と言われ、地域の方と関わることで将来にも活かせるかもと思って、地域創造学を希望しました。
「加美町プロジェクト」で役場の人から課題を渡されて取り組んだ時の達成感や、地域の方と関われるのは本当に良かったですね!
(※「加美町プロジェクト」を含む「地域創造学」での探究的な活動についは、以下のリンクよりお読みいただけます)
林:
地域の人と話すのが楽しいって感じる理由はある?
佐々木さん:
地元が中新田で、あさりん(地元商店街のお菓子屋さん)には昔からよく行ってました。
加美町プロジェクトの中でインタビューした時に、お店の方から「大きくなったね〜」と声をかけられて、温かく受け入れてくれて、嬉しかったですね。
林:
この先も、加美町に住む予定?
佐々木さん:
住み続ける予定です。地元を出たいと思えなくて。
自然を感じられるし、地域創造学で出会ったまちの人たちがいるっていう安心感があります。
加美町に貢献したいと思って、元々はお店を出したり役場で働きたいとかを考えていたんですよ。でも、高校の授業で訪問したり、自分で企業訪問を繰り返して内定をいただいた先に辿り着きました。いつか自分のお店を出したいなとかは考えています!
林:
地域創造学で1番の思い出は?
佐々木さん:
高校3年生での授業ですね。
2年生では産業を体験するという事で、加美町の色々な会社を訪問して「加美町お仕事図鑑」を作りましたが、3年生では実際に賑わいを作る側にまわりました!
さわざくら公園にある古民家を使って、「100年続くまちづくり」をテーマに町内の賑わい作り企画を考えました。
林:
佐々木さんが取り組んだことを詳しく教えてくれる?
佐々木さん:
小さなお子さんがいらっしゃる親御さんが、お子様を連れてゆっくりできる場所がないのではないかと考え、僕たちの班はカフェの班と連携しながら、子どもたちが楽しめるスペースを作りました!
子どもが遊んでいる間は、親御さんがカフェでゆっくりコーヒーを飲めるような企画になりました。
林:
さわざくら公園の新たな活用として、とても良い企画だったよね。
企画や運営を通じて嬉しかったこととかある?
佐々木さん:
自分から率先して動いたり、いろんな人から実際に楽しいと言われることが本当に嬉しかったです。
他にお化け屋敷の班があったんですが、そちらにはお手伝いで参加しました。
300人の来場で1時間半待ちと、加美町にテーマパーク並みの行列ができました。笑
県内の別の地域で、お化け屋敷でまちづくりを行っている講師の先生にも学校に来てもらい、お話していただいたことを参考にして準備しました。当日も実際に良いイベントにすることができたので、感謝しています。
林:
あの行列を作る高校生の企画って凄すぎるよね。笑
4.地域創造学での経験とキャリア選択
林:
地域創造学での学びは、キャリア選択に影響はあった?
佐々木さん:
2年生の授業で地域の企業・本橋製作所で授業を受けたのですが、工場長の井上さんにインタビューを行い、会社のことを良く知ることができました。
自分のやりたい地域貢献だったり、地域との関わり方って、一般の企業に就職してもできるんだなと思いました。
林:
就職先を考える上で、製造業が良いなって思う瞬間はあった?
佐々木さん:
はじめはどの業種に進んで良いかわからなかったんですが、本橋製作所のみなさんは話しやすく、1つ上の先輩も就職されていたので話を色々聞いてみました。
地元にある企業ですし、授業でお世話になっていたので、自分のことを認知してくれている安心感もありました。
製造業だからというよりは、今までの関わりから選んだという感じです。
5.在校生やまちの子どもたちへのアドバイス
林:
最後に町内の会社に就職したいと思っている後輩へアドバイスを!
佐々木さん:
1、2年生は地域創造学を受けましょう!笑
特に加美町内の企業に就職したいのであれば、町内の企業と関わりを持つことができますよ!あとは、検定をいっぱい受けて資格を取りましょう!履歴書に検定を書く欄がありますが、私はパンパンになりました。