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町民の「やってみたい」を応援する。『ABIRA Talks』開催!! @北海道安平町

6月24日(土)に北海道安平町で実施したプレゼンイベント『ABIRA Talks』。子どもと大人合わせて70名以上の方々に向けて、2組4名が自分の想いをプレゼンに乗せて発表しました。

今回のnoteでは、その様子をご報告させていただきます!!



◆「子育て・教育」を第一優先政策に掲げる北海道安平町

北海道安平町は、2017年より町の第一優先政策として「子育て・教育」を掲げ、教育環境を魅力的にするべく、様々な取り組みを行なってきました。

例えば、公私連携幼保連携型認定子ども園。町内に2つある子ども園(※1、※2)が民営化され、「コミュニティの核を為す」との想いから、園庭の遊具を地域住民と一緒に作ったり、「ホンモノとの出会い」を大切に考えた結果、園内で馬を始めとした生き物を育成したりなど、数々の先進的な取り組みが実施されてきました。

また、安平町は日本で初めて「日本型子どもにやさしいまちモデル」実践自治体(※3)として、ユニセフに認可されています。

※1 おいわけ子ども園(https://www.oiwake-kodomoen.com/)
※2 はやきた子ども園(https://hayakita-kodomoen.jp/)
※3 日本型子供にやさしいまちモデル(CFCI)(https://www.town.abira.lg.jp/kosodate/gakuen)


◆安平町における弊社の教育事業

安平町では、『安平町教育魅力化推進事業』を業務として請け負い、社会教育事業『あびら教育プラン(※4)』の推進、早来学園地域開放スペースの利用促進、小中学校の総合的な探究の時間のカリキュラム作成を担っています。

上記『あびら教育プラン』は、『遊育』『あびらぼ』『ワクワク研究所』『ABIRA Talks』という4つの事業によって構成されており、子どもから大人まで様々な人の「挑戦」で溢れる豊かなまちを実現しようとしています。

※4 あびら教育プラン公式webサイト(https://abira-edu-plan.jp/

◆『ABIRA Talks』とは??

やりたいことやアイディアを持ったチャレンジャーが目標金額を設定して熱い想いを発表し、賛同したサポーターから目標金額に対しての出資を募るプレゼンイベントです。

2020年度より定期的に開催しており、今回で6回目となるABIRA Talks。過去には、以下のようなプレゼンがありました。

そんな先人たちに続いて今回プレゼンしてくれた2組4名を紹介します。

◆感謝祭で配布するオリジナルエコバッグを作りたい!

町内のチア団体『Smile☆Cheerful(以下、チアフル)』に所属する、6年生と8年生(中学2年生)コンビのプレゼンは、「10周年を迎えるチアフルから町民に恩返しをするためのイベント『Smile Festival』で配るオリジナルエコバッグをカラーで製作したい」というものでした。

「特に誰に使ってもらいたいか?」という質問に答える2人

なぜチアフルに入ったのか?なぜここまで続けているのか?緊張しながらもサポーターに熱い想いを伝えます。

なかでも、「チアフルは安平町を元気にする団体。町内にもっとチアフルを広めて好きになってもらいたい。エコバッグを配ってお買い物の時などに使ってもらえたら、それが実現できる」という趣旨のプレゼンが、サポーターを頷かせたポイントだったように思います。


◆馬ふんを使ったサウナの可能性に気づけるサウナフェスを安平町で実施したい!

続いて、ユニークな切り口でプレゼンしたのは、町内でヨガ教室を開いている佐々木さんと鍼灸院を営んでいる茂地さん。

ある日、2人の元に、「馬ふんを使った燃料が開発されているらしい」という情報が舞い込んできます。サウナが大好きな2人は思いつきます。「そうだ、サウナストーブの燃料に馬ふんを使ったら良いのでは?」何を隠そう、安平町は、全国有数の馬産地。今流行りのサウナに掛け合わせることができたら、とんでもないことが起こるのではないか?そんなワクワクが2人を突き動かしました

プレゼン当日は、馬ふんサウナの可能性に高ぶる気持ちを全力でぶつけてくれました。特に、北海道浦河町の役場の方に幾度となく取り合ってやっと手に入れた「馬ふん燃料の試作品」の登場が、会場のボルテージを高めていたように思います。

プレゼンのために浦河町より拝借した馬ふん燃料について熱弁

◆「まちが豊かである」とはどんな状態なのか

「目標金額に達しなければ支援は受けられない」という条件の中、見事、目標金額を上回る支援を獲得した2組。結果発表のタイミングでは、文字通り、飛び跳ねて喜んでいました。

我々はなぜABIRA Talksを開催しているのでしょうか?なぜ休日にわざわざ足を運んでもらっているのでしょうか?

まちづくり会社である弊社は「"まちが豊かである"とはどんな状態なのか」を常に模索しています。定住人口に向けたサービスを展開している教育事業部では、その一つの答えとして、「挑戦」を掲げています。

まちに生きる各人が、与えられた状況に嘆くのではなく、自らが楽しいと思う状況を作り出す側になる。そうやって状況を変えるためには、何かに「挑戦」する必要がある。

しかし、「挑戦」には苦難や葛藤がつきもので、自分一人で抱え込んでしまうと、なかなかカタチにしづらい。だからこそ、「このまちには、”やってみたい”が応援される雰囲気があるんだ」と感じてもらいたい。

これが安平町で『ABIRA Talks』を開催する理由です。

「またこんな機会があるといいな、その時は、1人で出てみたい」

「こんな場をいただけるなんて恵まれているなと。次回は、保護者ではなく、純粋にサポーターとして参加したい」

「この年齢で、自分の想いをこんなに素直に喋る機会があるとは…」

「応援してもらえるんだなって実感した」

「凄く素敵な場だった。今度は、チャレンジャーになってみようかな!」

今回の参加者からいただいた言葉たちです。この輪がどんどん広がっていくように、今後も頑張っていきたいと思います!

サポーターの皆様からのコメントカード

さらなる挑戦!あびら教育フォーラムの開催!

株式会社FoundingBaseでは、北海道の安平町で「あびら教育プラン」の実践を行ってきました。挑戦機会を創出することで、まちづくりにつながること、そしてそれを民間だけではなく、さまざまなセクターと協働して実現しています。こうした取り組みを全てご紹介する2日間のオフラインイベントを開催することとなりました!下記詳細です!ぜひご興味がある方は参加のほどよろしくお願いいたします!

あびら教育フォーラムのご紹介!

◆基本情報
日程:2023年8月3日(木)〜8月4日(金)
時間:各9:00~17:00
参加費:3000円 / 日
※地方公務員・教職員(公立)の皆様の参加費については、別途ご連絡をいたします。
※決済につきましては別途メールにて決済ページをご送付いたします。
※領収書が必要な場合は、今回のフォームにてご記入をお願いします。
会場:早来学園 / 他
申込みフォーム:https://forms.gle/CuSkEsq1FZcvFnq46


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