『職業人カイギ』の実施(大分県豊後高田市)
こんにちは!
大分県豊後高田市の高田高校で教育魅力化コーディネーターとして働いている眞鍋です。
今回は7月16日(木)の総合的な探究の時間で実施した「職業人カイギ」についてお話したいと思います!
~職業人カイギ概要~
目的:自分の生き方や仕事について考えるきっかけをつくる
内容:豊後高田市内外で活躍する大人と対話する
講師:10名
高田高校では2年生から4つのコースに分かれます。コース選択にあたり、自分と向き合うきっかけづくりに励みました。
FoundingBaseからは以下の3名が講師として参加。
私は新免と一緒に授業を行ったため、新免の授業に焦点を当ててお話ししたいと思います。
今回、新免にはオンラインで参加してもらいました。
授業は以下の3部構成でした。
① 自己紹介
② ミニ探究授業(仕事について)
③ 対話
まずは新免からおもしろおかしく、これまでどんな人生を送ってきたのか。どのような高校生だったかについて自己紹介をしてもらった後、早速ミニ探究授業を実施。探求授業のテーマは今回の職業人カイギに合わせて「仕事」について。
「お金」を通じて仕事について学び、考えました。そもそもお金って何なのか?
・お金がない時代はどうしていたのか?
・お金はどのように生まれたのか?
・お金が生まれたことによって何が生まれたのか?
歴史の事例を用いながら、様々な問いを生徒に投げかけ考えてもらいました。
お金が生まれたことによって、「格差が生まれた。」「階級が生まれた。」「文明が生まれた」など鋭い意見も生徒から出ましたが、今回の答えは「お金が生まれたことによって、職業が生まれた。」です。
メソポタミア文明の時代から職業はあったと言われており、そのときすでに130もの職業があったそうです。
お金によって「好きなこと」「得意なこと」を仕事にできるようになった。
じゃあ生徒自身自分は何が好きなのか、何が得意なのか、改めて考える機会を作ってもらいました。
その後の対話では、
「夢は必ず必要なのか?」、「教育の仕事って先生だけなのか?」、「夢がなければどうしたらいいのか」などについて生徒と一緒に話し合いました。
最後に「なぜ新免さんは先生にならなかったんですか?」と生徒から質問が。
「僕自身学生時代を振り返るとあんまり学校が好きじゃなかったんですよね。進学校だったんですが、とにかく無理矢理勉強させられる環境が嫌で仕方がなかった。だから、教育をもっと良くしたい想いが生まれたんですが、ガチガチのルールがある学校を良くするのは難しい。民間からもっと教育を良くしていきたい、そう思って先生ではない教育の道に進みました。
ここにいる生徒さんの多くは将来先生を目指していると思いますが、もちろん先生になりたい想いはめちゃくちゃ大事ですけど、教育って別に学校だけのものではないので、この機会にぜひいろいろ調べてみてください。」
この言葉で最後を締めくくりました。
生徒のアンケートをみてみると、
「とても楽しい授業でした!!」
「もっと仕事について調べてみたい気持ちになった。」
「僕も新免さんのように相手を楽しませることができる先生になりたいです!」
といった感想が多くありました。
今後もこのような形で、地域の人はもちろんですが、全国で活躍する方と子どもたちを繋げていきたいと思います。