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𡈽谷 輝薫 (Tsuchitani Terunobu)

教育事業部/加美町
2000年4月生まれ。神奈川県出身。横浜の中学・高校に通っている中で、まちづくりがしたいと強く思い、大学は富山大学都市デザイン学部へ。
大学時代では地域と積極的に関わりながら「教育×まちづくり」という観点で活動し、コミュニティ・スペースの開設やイベントの企画、高校生の探究学習の伴走などをしてきた。
2024年新卒としてFoundingBaseにジョインし、宮城県加美町にて活動している。

まちづくりをしてみたい!と思った中高時代

 時は中学3年生。中高一貫校だった母校では、大学やその後の進路について考える機会が中学3年生の頃からあり、私は地理学の研究や講師をしている両親の影響を受けて、行政が行う都市計画やまちづくりに関わりたい!と思うようになっていきました。
 
 そんなある時、鎌倉市が津波被害想定のCG映像と、想定される人的被害の概要を公開しているホームページを見る機会がありました。これを見た時に、自分の知っているまちが地震、そして津波という災害によってこんな酷い有様になってしまうのか…と強い衝撃を受け、高校生なりに”どうにかしたい”と直感的に思い、【災害で誰も亡くならないまちづくり】を将来の仕事としてやっていきたいと高1の頃に決めました。

 タイミングよく、自分の住んでいる神奈川に学びたい学問と近い学部が新設されるということで、その大学を第一志望校として目指していました。しかし、中高一貫校によくある「中だるみ」という魔物に取りつかれ、成績は右肩下がり。勉強よりも部活(中高はバドミントン)ばっかりしていました。
 
 今思うと、将来のやりたいことに対してリアルなイメージができていなかったことで、勉強へのエンジンを掛けることができず、成果や目標が目にリアルに感じられる部活に力を注いでしまい、受験ギリギリまでなかなか勉強に手がつかなかったのだと思います。

たどりついた富山で感じたこと

 勉強へのエンジンがかかり始めたのが高3の頃。最後の最後まで粘りましたが、残念ながら第一志望には合格できず、学力と「都市デザイン」という名前に惹かれて、富山大学へ進学することを決めました。
 
 それまで神奈川という都会的な場所で暮らしてきた自分にとって初めて見る地方都市は、全てが新しくみえました。街並み、人々のライフスタイル、そこに根付く文化、方言。見るもの聞くもの触るもの全てが新鮮でワクワクしていました。

 大学ではサークルや先輩とのつながりの中で、富山市の中心市街地で活動されている地域の方々と関わるようになりました。そこには「地方は人口減少で衰退している」という教科書でよく書かれるようなネガティブなイメージとは異なり、生き生きとした人たち、自分たちがやりたいことをまちで仕掛けている人たちがいました。
 まちはこんな想いを持った人たちによって作られている、動いている。そんなことを感じて

“地方ってこんなに面白い、可能性がある場所なのか!!“

と思い、地方に対する自分のイメージがガラッと変わりました。

サークル活動では街なかのイベントで出店させて頂くこともあり、地域の方々と楽しく交流し、イベントを盛り上げていました!

 一方で、個別指導塾でアルバイトをしていたのですが、中学生や高校生たちと話している中で「富山は何もない」「つまらない」「早く高校卒業して東京に行きたいわ~」といった声もよく聞かれ、なぜそんなことを言うのだろうと不思議に思いました。富山は魚介類を中心に食べ物は美味しいし、まちには面白いプレイヤーで溢れているのに。
 
 色々思考している中で、中高生は学校と家の往復になりがちであること、自分がまちの魅力に気付いたのは地域の方と関わったからだということに気付き

”もっと子どもたちが地域と関わる機会を作れたら、まちに対してポジティブになるのかな?”

という仮説が立ち、ここが教育へ興味を持ったきっかけです。
 
 大学2年生の冬には、教育×まちづくりというテーマを掲げ、ご縁を頂いて富山県氷見市にて活動させて頂くこととなりました。

富山で一番好きな景色、雨晴海岸! 悩んだり行き詰ったりしたときはここに行ってリフレッシュしてました。

FoundingBaseとの出会い

 氷見では約3年に渡り、居場所づくりや探究学習の支援、学習相談など様々なことに挑戦してきました。一緒に活動してくれていた高校生が
 
“つっちーさんと出会って
地域の方とか色々な人と出会って話したことで
まちが好きになったし自分の進路を決めることができました!”

と言ってくれたことがとても印象に残っています。「子どもたちと地域をつなぐ」という活動を中心として自分がやってきたこと・やろうとしていることは間違ってはないんだなと勇気づけられました。
 ただそれと同時に、まだ自分にはやりたいこと・想いを形にする力が足りないと感じ、後悔することも多くありました。
 
 地方の教育に関わりながら自分の挑戦したいこと・想いを形にできる力をつけたい。そこで辿り着いたのがFoundingBaseでした。「自由をUpdateする」というMissionを見た時のワクワクした気持ち、そしてここで挑戦していきたいと決意した気持ちは、今でも覚えています。

「探究し続けるまち、加美町」という場所で。

 加美町は「探究し続けるまち」というビジョンを掲げ、探究学習をはじめとして教育に力を入れている自治体です。そのような環境で仕事ができることが嬉しくて、とても楽しみです!
 FoundingBaseに入ろうと思ったきっかけ・初心を忘れることなく、全てのヒト・モノゴトと真摯に向き合いながら、【ひととまちとの関わりを通じて、挑戦機会を最大化する】という教育事業のMissionに向けて、自分の想いを形にする力をつけ、「自由をUpdateする」を加美町で体現していきます!

宮城県には大学生時代からよく行っていました! 皆さんよろしくお願いいたします!

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