【参加者100人超えイベントレポート】北海道美唄市にて、美唄シティプロモーション年間活動報告会を開催しました!
4月13日(土)に、美唄市の複合施設・コアビバイの一画にて、美唄シティプロモーション年間活動報告会「Bibai Beautiful Day 1.0」を実施しました。
本イベントでは、FoundingBaseが美唄市と進めている美唄シティプロモーション事業に関わっていただいた市民の方たちに登壇いただき、まちでの挑戦と成果について報告いただきました。当日は市内外から参加いただいた106名の方と、美唄で起こりつつある変化を共有し、さらなる挑戦に向けて想いを一つにすることができました!
イベントの様子や参加者からの声をお伝えいたします!
《イベント開催の背景》
最盛期に9万人超いた美唄市の人口は、2022年に2万人を切り、2040年にはさらに1万人にまで半減すると予測されています。そのような逆境の中でもより豊かな美唄をつくっていくために、2022年より美唄シティプロモーション事業が始まりました。
本事業は、シビックプライド(まちへの誇り)の醸成を大きな目的としています。人口減少を止めることは難しくても、今置かれている状況に積極的に立ち向かっていくことはできる。「自分たちの手でまちの明るい未来をつくっていけるんだ」といったワクワク感をもって暮らせるように、まちの方とともに様々な挑戦を重ねています。
その第一歩として、10〜30代の市民11人が集まり「美唄の未来に夢を描く委員会」が立ち上がりました。1年にわたる議論を通して、美唄の軸となる魅力の言語化を進め、今後の指針となるシンボル「Be Beautiful 美しくあれ。」を制作。美しさとは、風土や文化に根ざし協働して逆境に立ち向かう精神を表しています。
2023年度は、広報紙やSNSでの情報発信を通じて、市内外に美唄の魅力を広めてきました。また「〇〇を美しくしよう。」をテーマにした、市民参加型のワークショップの実施やコミュニティスペースを運営をしています。ワークショップには約130人が参加し、参加者からのまちを美しくするアイディアが実際に実現したり、コミュニティスペースの利用者は1300名を超え、様々なイベントを開催しました。
以上のような活動を通して、市民主体の挑戦がいくつも生まれてきました。その美唄の”美しさ”を再認識し、さらなる挑戦にむけて想いを一つにするために今回イベントを企画しました。
《イベント当日の様子》
2023年度の取り組みをまとめた動画の公開から始まった本イベント。
本題に入る前に、イベントの流れや相互コミュニケーションツール「slido」の導入などを行いました。また開会に向けて、桜井美唄市長からご挨拶をいただきました。
▼美唄シティプロモーション動画2024ver.「はじまりは、一人ひとりのワクワクから。」
第1部 美唄シティプロモーションの全体像
〜美唄シティプロモーションが目指す美唄の未来とは〜
第1部では、第2,3部への続く前提知識となる美唄シティプロモーションの事業全体について、本事業を担当している美唄チームの真船から説明をしました。
美唄市が抱える課題や、それに対して美唄シティプロモーションと何を目指して活動を進めているのか。2040年の美唄に向けて、シビックプライドの醸成の重要性を参加者に訴えました。
第2部 美唄未来委員によるパネルディスカッション
〜「Be Beautiful」ができるまでとそこに込めた想い〜
第2部では、シンボル「Be Beautiful」を制作した「美唄の未来に夢を描く委員会」の委員と一緒に、委員会での議論と想いを振り返りました。
実際に委員である3人に登壇いただき、弊社代表の山本がファシリテーターとなり、パネルディスカッションを展開。前半は委員会でやったことを振り返り、後半は委員会を通しての各委員の思いに迫りました。委員会当時高校生だった1人からは、「美唄には何もないではなく、自分に何ができるだろうか。委員会を通してそんな風にまちに対する向き合い方が変わった。」と話してくれました。
第3部 市民によるまちづくり活動プレゼン
〜まちのワクワクは一人の挑戦から始まる〜
美唄シティプロモーションに関わってくださった、計6組の方に登壇いただいた第3部。
本事業との関わりやプロジェクトを通しての変化をそれぞれの立場や言葉で話してくれて、シンボルのまちへの広がりを感じることができました。登壇いただいた1人である移住者の方は、「ゆかりのないまちにやってくることに当初不安があったが、美唄シティプロモーションを通して挑戦の背中を押されたり、まちと接続してたくさんのつながりができた。」と語ってくれました。
クロージングでは、シンボルの利用お願いや今後参加者に関わって欲しい取り組みを重点的にお伝えしました。
最後には、Bボーズで集合写真を撮影。
急遽参加いただいていたバイオリニスト「杉田知子」さんによる「美しき唄」の生演奏を挟んで、ワークショップがスタートしました。
交流会・ワークショップ
〜みんなで美唄の2040年に夢を描こう〜
約40名の方にご参加いただき、Bを使った1人の夢、100人の夢という2つのパートに分かれてグループワークを進行。参加者から出た意見は、美唄チームの河口がグラフィックレコーディングをし、一つの画にまとめました。これは美唄コミュニティスペースに掲示して、どなたでも見ることができるようになっています。
ワークショップ後は、交流会を実施し、美唄の未来を想うみなさんがつながる機会になりました。
《イベント後の反響》
大盛況に終わったイベントは、新聞やSNSにも取り上げられました。それらの中から一部の声をピックアップしてお伝えします!
2023年度は、シンボルの市民認知率50%を目標に活動を進め、9〜10月に実施した市民アンケートでは認知率54%という結果になりました。
ただ今回のイベントを実施して、シンボルを知っているというだけでなく、活動全体に興味を持ってくださっていたり、すでに主体的に関わってくださっている方が多くいることを感じました。また本取り組みが市民や関係人口にあたる方々のシビックプライドの醸成に繋がっていると確信しました。
さらなる市民主体のまちづくりを目指し、協働を加速させていきます。
▼美唄シティプロモーション特設サイト