亀井 結(Kamei Yui)
ふるさと納税事業部 / 東洋町
1995年生まれ。京都府出身。
大学時代は食に関するプロになりたいと管理栄養士の資格取得できる大学へ進学。
卒業後はコンビニの食品製造メーカーへ就職
製造部で2年、営業部として4年勤務。
その後、2024年6月にFoundingBaseにジョイン。
高知県東洋町でふるさと納税事業に携わる
学生時代はスポーツ漬けの日々
京都府北部の日本海側出身で冬には大雪で学校が休みになるような田舎町で育ちました。体を動かすことが大好きで、よく遊び回っていました。そんなときに仲のいい友だちに誘われたことがきっかけでバレーボールを始めました。地元では有名な厳しいチームで、昭和のスポコンアニメ的な平成時代でした(笑)小学生から高校生まで約10年間バレーボールを続け、放課後も休みの日もほとんどの時間を部活に捧げていました。おでかけとは無縁の学生時代を送りました。
将来なにをしたいのか
父が食品関係の仕事をしていたこともあり幼い頃から食に対する興味は高く、自然と将来は食に関わる仕事がしたいと思うようになりました。中でも食品開発がやりたい!という漠然な展望があり、まずは食に強い資格をと、管理栄養士の資格取得ができる大学へ進学します。学んでいく中で、より健康な人の食生活を豊かにしたい。という気持ちが強くなりました。田舎出身だったこともあり、自分の考えた商品が店頭に並んで家族や大切な人たちが手にとってくれておいしいと思ってくれたら、こんなに嬉しいことはないなと思っていました。
大学卒業後、開発部門のあるコンビニの食品製造メーカーに就職します。入社当時は「絶対開発部に入る」と意気込んでいました。入社研修が長期に渡って行われるのですが、そのうちの1ヶ月が開発研修でした。実際に研修を受けるとコンビニの目まぐるしい新商品のスピード感とおいしいものを作るだけでは商品にはならないということを目の当たりにし、理想と現実のギャップから本配属は製造部へ希望を出しました。製造部で2年働いたのち、営業部へ配属となりました。営業部では開発部と関わることも増え、企画立案など様々な経験をさせていただきました。一緒に作り上げた商品が全国へ販売される喜びは非常にやりがいを感じることができました。製造部でも営業部でもたくさんの人に助けられて、働き抜くことができたなと今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
食に携わる中で見えてきた地方とのつながり
営業部で2年ほど経ったころから、地区商品の開発へ携わるようになりました。簡単に言うと全国の取引先からその土地の原料をリサーチし、商品化を行うといったものでした。実際に各地に出張へ行き、土地の文化や名産品に触れる機会も増えました。そこで地方には知られていない原料や文化があることを知りました。同じ日本にいるのにまだまだ知らないことがあってどこか不思議な気持ちになりました。それどころか私以上に地方のこういった魅力を知らない人がもっといるという部分に虚しさを感じるようになりました。そこから取引先がコンビニ業界ということもあり、自分の提案した商品が全国へ販売される喜びとともに消費者や生産者との距離が遠く、販路の大きさにギャップを感じ始めました。いいものであっても知ってもらう環境にも立つことができていない。発信の仕方を知らない、売り方がわからないという生産者の方は多くいらっしゃいます。そういったところを私が補って、もっと地域の良さを発信できないかなと思うようになりました。
保守的だった私なりの大きな決断
なにかを選択するとき、まず「安定」や「失敗のない」ほうを選んできました。私にとっては転職すること自体が大きな決断であり、自分が転職というものから一番遠い人間だと思っていました。今ある環境を変えることになかなか踏み出せず、辞めたい思いを抱えたまま2年以上の時間が過ぎていました。ですが20代最後ということもあり、やりたいことをやるなら行動力・体力があるうちじゃないと動けない!と思い、移住して町に一番近いところで社会貢献ができるFoundingBaseに入社を決めました。
ふるさと納税事業部は町の特産品を見つけ出し、露出していく。そうして募った寄附金額が町のお金になり、町の活性化につながる。東洋町拠点は複数事業部が一体となって町と関わっているので他拠点では生み出せない価値がたくさんあるはずです。見つけ出すだけでなく、町の魅力を生み出せるような取り組みを行っていきたいと思います。町の人にとってきてくれてよかったと言ってもらえるような人でありたいです。