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真船 創太(Mafune Sota)

シティプロモーション事業部/美唄市
1999年2月生まれ。静岡県伊東市出身。高校まで神奈川県大磯町で過ごし、北海道大学へ進学。大学時代は建築、国際協力、イベント運営を中心に活動。大学4年の後期から1年間休学し、石巻市にある一社フィッシャーマン・ジャパンと隣町女川町にあるNPOアスヘノキボウで長期インターン。2022年に新卒としてFoundingBaseにジョインし、美唄拠点のシティプロモーション事業に関わっている。


他者との比較の中で生きてきた

遊び場はいつも草むらや川。虫を捕りに行ったり、走り回ったりしていたのを覚えています。
年子の兄と2つ下の妹がいて、子供の頃は周りから比較され育ってきました。(周りの人は意図していなかったかもしれませんが、少なくとも僕はそう感じていました。)
だから行動原理はいつも競争主義。他者より”優れている”ことに喜びを感じていました。不器用ではなかったため、特に違和感を感じることもなく、総じて”順調に”生きてきました。
自分の内側の声に耳を傾けるということをしてこなかったのです。うまくいかないことは環境のせいにして、自分と向き合うことをずっと避けてきました。
高校で進路選択の際にそれなりに悩んではみるものの、他人軸しかもっていない自分は大学で学びたいことも決めることができませんでした。

このままでは幸せになれないかもしれない

大学の先輩から誘われたのをきっかけに、イベントやプログラムに参加するようになりました。
その中でそれまでの人生で出会ったことがないような人にたくさん出会いました。進学せず独立している同世代に、遊びまくっている大人、国を背負って日本に留学している学生。
井の中の蛙だった自分にとっては、すごく衝撃的なことでした。
忙しそうだけど何かに夢中になって生き生きしている彼ら彼女らを見て、「このまま誰かと比べていたら、自分は幸せになれないかもしれない」と初めて気づきました。

そんな焦りから、”大学生のうちにやっておいたほうが良いこと”に色々と手を出しました。国際協力だったり、イベント運営だったり、自分がやりたいかどうかは二の次で。
結果的には自分に合わないところもわかったし、今の価値観を形成するような経験をさせてもらいました。

社会の軸と個人の軸との葛藤

あっという間に就活の時期になり、自分の軸とかやりたいことを考えてみました。もがいていた中でなんとなく見えてきたような、それでもよくわからないような。企業に合わせてエントリーシートを書いて、自分をごまかして、そんな自分が嫌になって。

「楽しんでないな」と思って就活をやめ、休学をしました。自分の中にあった、こうでなくちゃのレールから一回外れるとすごく生きるのが楽になりました。

休学中は旅をしたりしながら、手触り感のある仕事を経験してみたくて地域に飛び込みました。
そこで感じたのは、所属している組織や地域に対して小さくても影響を及ぼせるという感覚が”自分にとって”すごく大切だということ。
経済的に大成功とは言えないかもしれないけど、自分の価値観に正直で、何よりも最高に幸せそうな人たちにも出会いました。

グローバルなサービスを世界中の人に提供することよりも、周囲5mから地道に小さなことを積み重ねていきたいと想い、FoundingBaseにジョインしました。

今を全力で愉しむ

以前は将来のために今を我慢するみたいな思考が強かったと思います。ただ挑戦して失敗することを恐れていただけかもしれません。
今はいつなにがあるかわからない世の中で、この瞬間を全力で愉しみ続けることが幸せなのではないかと思っています。

もちろん途中で辞めたくなるときや妥協したくなるときもあります。
そんなとき同じ方向を向いて進んでいる仲間が全国にいるということは、すごく心強く感じています。

これまでたくさんの方々からいただいたパスを、次の世代により良い形で渡せるように。
これからの予測不能な未来を一緒に愉しみながら創っていけると信じています。


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