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小野崎 すみれ(Onozaki Sumire)

四万十team / KeyMan
1999年生まれ。東京都出身。都内の高校を卒業後、お茶の水女子大学文教育学部に進学。中高国語の教員免許取得に向けて勉強する傍ら、東日本大震災の震災遺児・孤児を支援する団体に関わり、3年次には学生代表を務める。子どもたちや団体のメンバーとの関わりを通じて「人と本気で関わる仕事がしたい」という想いを持つようになり、2020年2月に大学を休学してFoundingBaseプログラムに関わることを決意。4月より、町営塾「じゆうく。」のスタッフとして活動している。

周りの人に恵まれた21年間

幸せの定義は人それぞれで絶対的な正解はないと思いますが、私は「こうしたい、こうなりたいという自分の願いがあり、そこに向かって行動できている状態」、それが幸せだと考えています。

これまでの21年間を振り返ると、私は本当に幸せ者でした。周りの人や環境に恵まれていたからです。両親は学生時代に私を出産し、経済的余裕はあまりなかったはずですが、子どもがやりたいと言ったことを諦めさせることは一度もなく、部活動や勉強に打ち込む私を応援してくれました。また、努力して結果を残している部活の仲間や同級生からの刺激も常にあり、自分も頑張ろうといつも奮い立たされていたことを覚えています。
刺激を与えてくれる人や、何かが少しでもできるようになると喜んでくれる人がいる。その環境が、「もっとできるようになりたい」と願い、頑張る原動力になり、成功体験を積み重ねることができたのだと思います。

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東北の子どもたちとの出会い

教師になることを志し大学に進学した私は、先輩の紹介で、東日本大震災で親御さんを亡くされた子どもたちを支援する団体に入りました。
関わった子どもたちは小学生から高校生まで。当時震災から6年が経っており、一見、震災での傷を感じさせない元気な子どもたちばかりでしたが、活動を続けているうちに、親戚の人と暮らしていてなかなか自分のやりたいことを言えない子や、身近に気軽に相談できる大人がいない子と出会いました。また、地方で暮らしているので、人と出会う機会や情報も圧倒的に少ない。ずっと東京に住んでいた私は、その時に初めて地方と都会の差を意識しました。「自分はこんなもんだ。」「自分は馬鹿だし。」と自信がない様子の子どもたちを見て、もっと自分の未来にワクワクしてほしいと思いました。

父親の存在

環境や自分の能力への自信の無さが妨げになり、多くの人が「こうしたい、こうなりたい」という願いに対して行動できていないのではないか。
その後も団体の活動やアルバイトなどで様々な人と関わる中で、このような思いを抱くようになっていきました。そして、自分にとって最も身近な家族もまた、そうであることに気付きます。当時私の父親は、無職でほとんど家に帰らず、ギャンブル通いの生活をしていて、それが原因で母親と離婚することになりました。本当は家族と暮らしたいはずだし、子どもに胸張れる父親でありたいはず。しかし、困難な状況を自らの努力で変えようとする経験が乏しかった。自分の弱さと向き合えないことが、幸せになることを妨げていました。

誰もが「もっと良くなりたい」「幸せになりたい」という願いを持っているはず。その願いに対して努力したり挑戦できるようになるためには、認めてくれる人や刺激を与えてくれる人との出会いが大事だということ。そして、小さなことでも、何かができるようになる成功体験を積み重ねていくことが必要なのだと、私は考えるようになりました。

願いと、葛藤

周りの人たちがもっと笑顔で幸せになったらいい。そのためのきっかけを作れる人になりたい。そう強く思うようになった一方で、自分もまた、その願いに対して踏み出しきれずにいました。人と本気で向き合うことにどこかで怖さを感じていて、それが行動することを妨げていたのです。
誰かに対して本気で向き合うということは、どうすることが本当に相手のためになるのかを考え抜いて関わること。それはいつでも相手を肯定したり、受け止めてあげることだけが正解とは限らず、時には厳しい言葉をかけたり、価値観をぶつけ合う必要があります。そもそも自分が相手に対してどう関わることがベストなのか、そこに正解はなくて、意図せず相手を傷付けてしまうことや自分自身が傷付くこともあるかもしれません。
それが怖くて、当たり障りのないことを言おうとしてしまう自分や、心の中ではモヤモヤしていてもはっきり相手に伝えられない自分。大切にしたい、幸せになってほしいと思っている人たちに対して、自分はそのきっかけにはなれていないのではないかと思いました。
傷付けることはないかもしれないけど、何かプラスになることができているわけでもない。そんな自分を変え、「人と本気で関わり、きっかけを与えられる人になりたい」という願いを実現するために、FoundingBaseで教育に関わることを決めました。

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自分の幸せに前を向ける人を増やしたい

「じゆうく。」の生徒には、今の自分の能力や周りの環境によって諦めることなく、自分の願いに対して行動してほしい、自分の幸せに前を向いて生きていってほしいと、おこがましくも思っています。
自分を幸せにすることができる人は、周りの人を幸せにすることができる人です。生徒が「じゆうく。」を卒業してそれぞれの道を進んでいく時に、自分の願いを大切にして行動できていて、それが周りの人も幸せにしている、そんな未来を見ることができたら嬉しいです。

そのためにも、まずは私自身がもっと自分のできることを増やし、貪欲に挑戦を続けていきたいと思います。ここまでの繋がりやきっかけを作ってくれた人たちへの感謝を忘れず、私も生徒たちに良いきっかけを与えられるよう、全力で頑張っていきます。

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「自由」をUpdateする というMISSIONのもと、地方を軸に事業展開している地方共創ベンチャー企業です。

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