【宮城県加美町】 加美拠点初のイベント「夏の寺子屋」を実施しました!
2022年8月からスタートした宮城県加美町拠点では、これまで町唯一の高校『中新田高校』の探究学習・生徒募集、令和5年度より統合し新設された『鳴峰中学校』の探究学習のアップデートに取り組んできました。
「夏の寺子屋」はこれまでにも加美町で続けられてきた、小中学生の夏休み中の補助学習の場なのですが、今回は拠点メンバーが中心となって加美町・参加企業のとりまとめ、テーマ授業や各授業のふりかえり授業を行うことでイベントの底上げを行ってきました。
「夏の寺子屋」で目指してきたこと
冒頭でご紹介した通り、この「夏の寺子屋」は加美町で何年も続けられている事業です。
昨年からは、まちにサテライトオフィスをもつ企業の協力を得ながら特別授業も始まり、寺子屋を担当している教育委員会も年々アップデートを繰り返してきました。
コンテンツが増え、児童生徒が新しく・楽しいことに触れる機会が増えましたが、「さらなる学習姿勢に繋げたい」という担当者側の想いをよりカタチにしていくべく、今回FoundingBaseチームが参加させていただくことになりました。
楽しい体験づくりを先の学習に繋げる、ということを目的に従来の方法から変更し、実施したのは主に2つ。
まずは、町に関わる企業さまにしていただく授業のふりかえりを加美チームが行うこと。
昨年までは寺子屋としてのアンケートの実施のみであったところを、2時間ある授業の最後の30分をそれぞれの体験授業の「ふりかえり」に当て、そのファシリテーションをさせていただきました。子どもたちには学んだことや感想に加えて、今回の体験がどのように未来のまちに関わっていくのか、体験をバネに自分はどうなっていきたいかを考える時間をつくり、これからの学びの姿勢に繋げられるような仕組みにしました。また、2つの会場をオンラインで繋ぎながらのふりかえりでは、別のコンテンツを受けた児童生徒の声がシェアされ、「今度はそっちの授業を受けてみたい!」という声も聞かれました。
2つ目は、FoundingBaseがこれまで積み重ねてきた好奇心のトビラ授業の実施。情報教育に注力する加美町の教育に添い、テーマ授業「メディアリテラシー」を行いました。
「メディアリテラシー」の名前から連想されるのは硬いイメージではないか、ということで、小中学生が楽しめる、ワイワイ競争しながらもあふれる情報と向き合い、自分ごと化できるような内容に設定しました。
実施までのプロセスで大事にしてきたこと
FoundingBaseの教育事業ミッション「ひととまちとの関わりを通じて、挑戦機会を最大化する」のうちのキーワード「挑戦機会の最大化」を加美町で体現すべく、この「夏の寺子屋」は種まきの場の一つであると捉え、計画を立ててきました。
そこで大切にしてきたこと。
それは「企業が提供する、スペシャルな体験」と「楽しい!で終わらせない」ことの2つです。
また、関係者間の調整、事前ミーティングでのファシリテーションを担当し、関係づくりにも注力しました。特に、大人が楽しくないと子どもたちは楽しめない!児童生徒の笑顔づくりは大人から!ということを共有し、普段は教育に参入していない企業さまにも「子どもたちと我々の笑顔」を大事にしていただくようお願いを続けました。
授業の様子
5日間午前・午後の2コマを複数の拠点で行い、ふりかえりを実施するのは複雑な調整もありましたが、ちょっとしたハプニングにも担当者間で協力しあい、無事に終わりを迎えることができました。
これからの拠点アップデートに向けて
今回、まち・企業さま・寺子屋講師のみなさま・FoundingBaseで「夏の寺子屋」を実施し、
このようなことを実感しました。
これからは、
これらのコトをさらに進めていきたいと思います!