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上杉弥生(Uesugi Yayoi)

経営企画部/東京
1988年生まれ。大阪府八尾市出身。
関西学院大学を卒業後、ITベンチャー企業の創業メンバーとして参画。ランディングページを主軸としたWeb制作事業の立ち上げ・拡大に従事。その後複数のITベンチャー企業を経て、2023年にFounding Baseにジョイン。観光事業のマーケティング業務および新規自治体の開拓に携わる。

東京オフィスにて、観光施設のマーケティング活動および新規自治体の開拓活動を通じてまちづくりに関わっています。

わずか10数年ではありますが、社会人人生をIT業界で過ごしてきた私がFoundingBaseへの入社を決断をするに至った経緯と、今抱いている今後の展望についてお話しできればと思います。

上杉、誕生

大阪府八尾市に生まれ、大学卒業までの時間を関西で過ごしました。
こういう場面で話せるような尖ったエピソードもない「平凡」としか形容し得ない学生時代を過ごし、平凡なりに何か大きな変化を求めて大学卒業を機に上京しました。

人生の転機は突然に

都内のITベンチャー企業に入社したところから社会人生活がスタートします。
入社一年が経ったころ、当時の同僚から「独立するから一緒に(会社)やらない?」と声をかけられたことで、観葉植物のようだった人生に転機が訪れます。

わずかにサイト制作の知識を持っていたことをきっかけに、未経験からWebデザイン業務を経てクリエイティブディレクションをするようになり、かたわらではデザイナーの採用、育成、スケジュール管理にメンバーマネジメント・・・と、現場業務から組織づくりまで貴重な経験をたくさん積ませていただきました。

そんなことある?みたいな事態に日々見舞われ、それでも「やるか、絶対やるか」しかない超脳筋シチュエーションが奇跡的にマッチしたことで「どんな状況でも仕事を愉しむかは自分次第」みたいな考えが勝手にできていました。20代のうちにこのスタンスがもてたことで、今日までのたくさんの経験と成長につながったと感じています。

『まちづくり会社』との出会いと決断

30歳という節目を迎えたことを機に転職して以降、いくつかの会社を経験。Webコンテンツを制作する仕事から制作物(成果物)を企画する仕事へ、企画・制作したものの成果を定義し分析改善する仕事へ・・・と、業務プロセスの上流を目指したスキルアップのための転職を繰り返してきました。

ありがたいことにどの会社でも人と環境に支えられ、さまざまな仕事にチャレンジさせてもらいました。その中でより幅広いマーケティング業務に携わりたいと考えるようになり、35歳の夏を目前に転職活動をスタートさせました。

オファーをいただいた企業との面談や仲の良い同僚や友達と話すなかで、マーケティングへの興味だけではなく「人材育成」や「組織開発」など、もう一度組織づくりにチャレンジしたいという気持ちが根底にあることを再認識し、転職するなら「成長過程の手応えがありそうな、いい意味で未完成な組織」かつ「マーケティング領域を広く担える」会社がいいと考えました。

そんな整理がついた頃、以前働いていた会社の上司である安藤を通じて『まちづくり会社』を掲げるFoundingBaseと出会います。

大阪出身、東京在住。『地方創生』が叫ばれて久しいですが、都会の生活しか知らない私にとって”自分ごと”とは程遠く、ハードルの高いものという印象がありました。
きっと同じように感じている方もいると思うので先にお伝えすると、『まちづくり=まちに入り込み、手を動かし、汗をかくこと』だけではありません。(※当然まちで暮らし、まちを担う存在は必要です。)

入社後、何箇所か地方の拠点を訪問しましたが、どのまちもそれぞれ素晴らしい景色、体験、暮らしで満ちています。ですが、仕事がなければこれらのまちを知ることも訪れることもなかったと思います。
たとえば、原宿の最新スイーツや恵比寿の隠れ家ダイニング、鎌倉のおすすめグルメなんかはいやでも情報が入ってきます。流れてきた情報がきっかけで行った場所、行ってみたら好きになってリピートしてるお店なんかがみなさんにもあるはずです。一方、待てど暮らせどまちの情報が勝手に入ってくることはないし、たまたま知るなんてこともそうありません。

まちを知るきっかけ作り、まちの情報流通を加速させることができたら。これも『まちづくり』の一つのあり方ではないかと考えたとき、なんとなく堅く畑違いに感じていた『まちづくり』という言葉に対するハードルが下がった、というか考え方がシフトできました。
これまで”誰に・何を・どう伝えるか”を仕事にしてきた知見をつかいながら”どうやって届けるか”へ挑戦する。自己成長の観点でもこれはおもしろそうだ、と。

組織もいい意味で整いすぎてなく、その時に必要なこと・ものを柔軟にクイックに取捨選択していくスタンスを面談で感じとることができたことで心が決まり、ジョインする運びとなりました。

FoundingBaseにしかできない挑戦を

自社のノウハウやソリューションを使ってまちの”外”から支援する会社は数あれど、まちの”中”に入って地域の価値を『共創』している会社は他にないと感じています。
それが実現できているのも、これまで実際に移住し地域の価値を高めるべく日々まちに向き合っているメンバーの真っ当誠実な取り組みがあってこそ。

実際にまちに足を運んだことでわたしたちの取り組みの意義を再確認しましたし、同時にそれぞれのまちが備える唯一無二の魅力を引き出し発信することの必要性と難しさを改めて感じ、これからの挑戦にわくわくしました。

FoundingBaseが掲げる『まちづくり』における地域の情報流通の課題に対し、まちが持つ魅力の届け方や届け先を模索し続けることで「第2のふるさと」のような感覚で深くながくまちとつながる人をつくり、同時にFoundingBaseの事業(提供価値)を磨き込むことで、
愛してくれる人がたくさんいる豊かなまちを増やしていけるよう取り組んでまいります。

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