【拠点横断プロジェクト】 『フミダスフェス!』を終えて。
▶︎『フミダスフェス!』を開催しました!
11月3日(火)〜11月15日(日)の約1週間にわたって『フミダスフェス!』を開催しました!
このプロジェクトには、大分県豊後高田市にある高田高校の生徒、高知県四万十町 町営塾「じゆうく。」に通う高校生、そして、岡山県吉備中央町 町営塾kii+に通う中学生が参加しています。
自分たちでゼロからプロジェクトを立ち上げた中高生たち。
「自分たちは何をしたいのか」「今、どんな思いを同世代に届けたいのか」そんなことを何度も何度も考えながら、3つのプロジェクトを立ち上げました。その3つのプロジェクトを集結させたイベントが『フミダスフェス!』です。
▶︎3つのプロジェクトについて
オンラインイベント第1弾【僕らのまち編】
フミダスフェス!の先陣をきったのは、11月3日(火)に行われた、オンラインイベント第1弾【僕らのまち編】でした。
このイベントには全国各地から総勢32名の中高生が参加してくれました!「まち」をテーマに、各地域を比較したり、自分の地域の自慢について紹介したりなど、このイベントを通して、地域を超えなくては気づくことのできないたくさんの発見がうまれました。
イベント参加者からは、「自分が知らない他の地域の食べ物を知ることができた。」「初めてオンラインイベントに参加したので最初は不安でしたが、普段あまりできない県外の人たちと関わりができてよかったです。」など多くのありがたい言葉をいただきました。また、参加者の80%以上の方がこのイベントを通して、まちづくりに興味をもってくれました。
このイベントの制作に携わった6名の生徒は、当日のメイン司会を行うために何度も練習を重ねたり、各チームに分かれて行うグループワークの進行のために、多くの大人からフィードバックをもらいながら改善を重ねたりしました。
30名以上を取りまとめることはもちろん人生初挑戦であった彼らにとって、今回のイベントを通して得た学びはいくつもあったでしょう。
「都心」と「地方」、生まれた場所に関係なく、中高生が同じ土俵で自分たちのまちについて考え、言語化するきっかけとなったイベントを作り出すことができました。
地域紹介ムービー【僕らの町、キュンです】
フミダスフェス!第1発目となるイベントを無事成功におさめ、続いて打ち出されたプロジェクトは、地域紹介ムービー【僕らの町、キュンです】でした。このプロジェクトでは、高知県四万十町、岡山県吉備中央町、大分県豊後高田市のメンバーがそれぞれ自分の町を撮影し、各地域オリジナルのストーリーにのせて編集を行いました。
細部までこだわりぬいていたからこそ、完成目前にして撮り直したい部分がでてきたり、編集が滞ってしまうこともありました。
それでも動画が完成したときの達成感は言葉では言い表せないほどでした。
しかし、動画をYoutubeにアップして終了ではありません。「自分の大好きな地元を多くの方々に知ってほしい」という思いをもつ彼らには、「自分たちの動画を拡散する」という重要な仕事が残っていました。
自分たちの動画の良さや、自分が日頃感じている町への感謝の気持ちを何度も考え、何度も練り直しながら、「自分の言葉」でまとめました。それでもうまく思いが伝わらず悔しい思いをしたことも。
それでもめげずに拡散のためのアプローチをし続けたのは、「自分たちの魅力ある町を知ってほしい」という思いがあるからです。
チームメンバーの頑張りによって、目標再生回数においていた1,500回を超え、2,000回以上もの再生回数をとることができました。
動画は下記URLから見ることができます!ぜひチェックしてみてください。
オンラインイベント第2弾 【キャリア編】
フミダスフェス!最後を飾ったのは、オンラインイベント第2弾【キャリア編】です。
このイベントは、様々な分野でご活躍されている10名のゲストの方をお呼びし、こちらの5つのトークテーマに分かれてお話していただきました。
・世界をフィールドに活躍するキャリア
・地元のためにいくつになっても挑戦し続けるキャリア
・移住した地域を外の視点から盛り上げるキャリア
・目の前にいる相手のために教育に全力を注ぐキャリア
・自らアクションを起こし切り拓いていくキャリア
参加した40名の中高生は、自分の興味・関心をもとに聞きたいゲストの方のキャリアを選択し、普段の生活ではなかなか聞くことのできない多くの言葉に耳を傾けていました。
ゲストの方々のご協力もあり、本イベントの参加者満足度は100%でした!参加者の方からは、「自分の知らないこと、色々な人の視点、進路につながる考え方を学べてとてもよかった」「小さなことでも行動することは大切、という言葉を聞いて、今まで考え過ぎていたのかなと気づき勉強になった」などの感想をいただき、今回のイベントの目的であった「参加してくれた中高生に、自分の進路や将来について考えるためのヒントを届けること」も達成することができたのではないかと思います。
本イベントの開催報告記事をぜひチェックしてみてください!
▶︎『フミダスフェス!』を終えて
フミダスフェス!の開催に向けて、これまで約5ヶ月間、メンバー全員で走ってきました。フミダスフェス!を終えた今、彼らの中に残っていることは何でしょうか?
フミダス!を通して出会ったたくさんの人からもらった言葉、
自分たちのイベントを発信するときに感じたうまく伝えられない悔しさ、
イベントが成功した瞬間の喜びや達成感、
練習で司会進行がうまくできずに心折れそうになった瞬間、
数えきれないほどのシーンがつまっている5ヶ月間の中で、心に残っていることは生徒1人1人違います。しかし、それはきっと、自分が一歩踏み出せたとき、踏み出そうとしたけど勇気が出なかったときなど、各人の「フミダス!」瞬間に紐づいているのかもしれません。
そして、彼らの「フミダス!」はこれで終わりではありません。
このプロジェクトが終わっても、彼らが踏み出せる場面は日常に点在しています。
次は彼らのどんなフミダス!瞬間が見られるのか、その日がとても待ち遠いです。