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東條 広大(Tojo Kodai)

シティプロモーション事業部/安平町
2000年生まれ。神奈川県横浜市出身。幼少〜小学生期は競泳、中学〜現在までバスケットボールをやっている。大学時代、日本史の江戸後期を専門に学ぶ一方で、1人旅にハマり2年時に奈良県吉野に訪れたことで、まちづくりに興味を持つ。3年の冬から卒業までの1年間、神奈川県小田原市のゲストハウスで住み込みながら働く。それがきっかけで、4年の秋に当時内定を貰っていた会社を辞退。2022年4月に新卒としてFoundingBaseにジョイン。安平町で移住定住とコミュニティ運営に携わっている。


365日水の中

小学校に入り、2歳から続けていた水泳を本格的に始めることに。
当時の所属チームはかなりスパルタで365日水の中。練習中は罵声に怒声、タイムが悪ければ永遠に泳がされる、ビート板で殴られるなど…。とにかく、必死で泳いでいた記憶があります(笑)

好きで始めたことがいつしか1番嫌いなことに。しかし、両親は筋の通った人で辞めたいとも逃げたいとも言えず、当時の自分には辛く苦しくまさに”生き地獄”でした。今となっては良い経験だったと思います。

人との距離感に悩む

中学〜高校では、バスケ部に入部。高校3年間は特にバスケに夢中でした。とにかく、楽しくて楽しくて、毎日バスケばっかりして、授業中もNBA(アメリカプロリーグ)ばかり観ていました。

しかし高校1年の冬、一部の同期と大きな衝突をします。きっかけは、自分と彼らのバスケに対する熱量の差。その結果、練習では感情的になりすぎてチームの雰囲気を悪くしてしまい、帰り道に1人で後悔しながら帰る。その繰り返しの毎日が続きました。
そんな中で、2年が近づき後輩も入ると考えた時に「このままじゃダメだ、自分のせいでチームをダメにしてしまう。」と強く感じました。これが相手との関わり方やチームでの振る舞いなどが大きく変化するきっかけでした。結果、自分達の代では公立校ながら県大会上位に入るなど3年の引退までやりきることができたことは大きな経験です。

一方で、この経験や元々の性格も相まって「~といったら傷つけるのでは」「雰囲気を悪くするかもしれない」と周りの雰囲気を気にして素の自分を出せず、人との距離感の難しさに悩み始めたのはこの頃でした。

カッコいい大人とまちづくりとの出会い

大学時代、プライベートで旅にハマります。「見知らぬ土地で見知らぬ人が見知らぬ文化を創っている」当たり前だけど新鮮なその感覚に「世界って広いんだ!」と衝撃を受けたのを覚えています。
それから、国内外問わず色々な場所へ。その先々で出会う旅人はみんな個性が溢れまくり。だけど、何か一つ揺るがない芯を持っている。当時の自分にとって、とにかく憧れの人達でした。

大学2年の冬、奈良県吉野町を訪れます。そこで感じたのは「地域に根付く文化が無くなってしまうのは勿体ない、こんなに素晴らしいのに!」でした。一方で、地方には多くの課題があることを知り、「魅力を残し多くの人に伝えたい、そのために地方の課題を解決したい。」これが、まちづくりに興味を持つきっかけでした。
様々な距離感や方法で地域に関わりを持つ中で「空き家問題を解決したい、それを利活用して場を作りたい」と思うように。そして、不動産会社への入社を決意します。

「心のパンツが脱げてない!」

大学3年の冬。神奈川県小田原市のゲストハウスで1年間住み込みスタッフをすることに。「将来、空き家を使った宿とかをやりたい。学びたい。」という想いで小田原へ。

しかし始まってから数週間後、オーナー夫妻に言われたのは「東條くんは心のパンツが脱げてない!」と一言。もちろん最初は意味がわからず(笑)
「東條くんってもっと魅力があるよ。今はそれが見えづらくてもったいない。」「失敗するのは悪いことじゃない、大事なのはそれにどう向き合っていくか。誠実・素直・謙虚でいることが大切だよ。」どんな時もそう言って真っ直ぐに向き合ってくれました。

今までの経験で、相手との距離感に悩み、周りの雰囲気や見られ方を気にしすぎていた自分。それと向き合い変化する大きなきっかけでした。

ワクワクが溢れる小田原

「この人たちやべぇ。」これが、小田原のローカルプレーヤー達に対して最初に感じたことでした。

職種も分野も様々、もちろん価値観や考えも。でも全員が口を揃えていうのは「自分がやりたいからやってる、ワクワクするから。」でした。自分にとっては当たり前じゃなかったこと。それを全力で体現し続ける彼らの姿は自分にとって”やべぇ大人たち”そのものでした。受動的だった自分に気がつきます。本当に地域で活動するために必要なのは「自分がやりたいから。ワクワクするから。こういう未来にしたいから。」で、その想いを先に信じてもいいんじゃないかと思いました。

この時、「周りの環境や人に関わらず、自分の意志で表現や選択、挑戦できる人を育てたい。」と地域での場作りやコミュニティに興味を持ち、不動産会社の内定を辞退します。

そしてFoundingBaseへ

FoundingBaseはイベントに参加していたこともあり存在は知っていました。「改めて話を聞いてみるか。」と思いWantedlyで申し込んだのですが、気づいたら最終面接、11月半ばにインターンで安平町へ。またしても感じたのは、「ここの大人たちやべぇ。」でした。それぞれが等身大でそして本気でコトに取り組んでいる姿がそこにはあり、直感で「この人たちと一緒にやりたい。」と入社を決めました。

現在、安平町で移住の取り組みやコミュニティスペースの運営をしています。情けなく未熟な自分に落ち込んだりする日々ですが、町のために自分ができること、自分が実現したいことに向けて、これから仲間と一緒に頑張っていきたいと思います。そして何より、「自分がワクワクするから、まちが好きで毎日の暮らしを楽しんでいる!」これを忘れずにいたいなと思います。


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