見出し画像

令和2年度 事業報告会の実施(豊後高田市)

3月末日、豊後高田teamは日頃お世話になっている市役所の関係課の皆さまに対して令和2年度の活動報告会を実施してまいりました。

画像1

2021年3月末時点で、豊後高田市で展開している事業は大きく3つあります。

① 観光事業(未活用土地の利活用Project)
② 一次産業支援事業
③ 教育事業

① 観光事業における活動報告

もとは人工海岸であった場所をビーチリゾートとして企画開発し、現在は運用を委託されている「長崎鼻ビーチリゾート」。

「あなたにとっての3つ星リゾート」をコンセプトに、”この地ならではの資源を活かし、感動体験を提供すること”を目標に施設運営を行っています。

画像2

事業開始前に市役所 商工観光課にコミットしていた内容は、「3年間で補助金や委託費に依存しない、自主独立採算の運営を実現する」ということ。

データドリブンな顧客ベースでの運営管理を軸に、顧客フェーズに応じてこと細かな施策・仕組みを導入・運用することで、無事に独立採算の運用を実現することができました。
新型コロナウイルスの影響により5月は完全休業、1-2月も予約キャンセルが相次ぎましたが、事業売上は昨対比200%を達成。来期はさらに今期比200%の目標を設定しております。

画像3

また、事業収支とは別の観点で、この長崎鼻ビーチリゾートをフィールドにした様々な地域連携企画も実施してきました。

地域の事業者様と連携したイベント「岬November」では、600名を超える方々に来訪いただけたり、

現在進行中の菜の花企画では、高田高校の学生と協働した路面店プロジェクトを推進しています。

なお、この路面店プロジェクトで高校生と共に得た収益は、市役所へ寄付することで新たな「まちづくり」に活かしていただく予定です。
初回となった3/20-21は天候に恵まれず思うように売上も伸びませんでしたが、最終回となる4/4(日)までしっかりと取り組みたいと思います。

今期の事業結果をもって、来期の運営方針も共有。
来期は主に4つのポイントに注力していきますが、サービスにおける一つの目玉は今春から正式に開始した「グランピング」サービスです。

運営における一定の実証実験も完了し、来期以降の宿泊の柱となるサービスに育てるべく、設備追加を決めました。
現在は計4棟を設置済、今後は計6棟まで増やす準備を進めています。

今期の活動を経て、コロナ禍でありながら独立採算としての事業運営を無事に達成できた安堵感よりも、さらなる飛躍に向けたワクワク感でいっぱいです。
来期の活動もご期待いただけますと幸いです。

※ご予約はこちらから

② 一次産業支援事業における活動報告

「玉津まちの駅 夢むすび」の運営を通して、主に野菜の卸事業・加工品販売等の事業を手掛けています。
本事業はこれまで任意団体によって運営されており、2018年よりFoundingBaseが事業支援を開始。そして2020年10月から、任意団体より事業運営委託を受けることが決まりました。

また、夢むすびで10年に渡って受け継がれる「おせちプロジェクト」。
今期よりFoundingBaseが主体となって取り組みました。

今年度のおせちづくりで取り組んだのは、大きくは3つあります。
A: 製作工程のUpdate
B: デザインのUpdate
C: 販売方法のUpdate 
詳しくは上記の記事をご覧いただければと思いますが、結果としては概ね成功に終わったと捉えています。
販売個数・売上ともに昨年を上回ったのはもちろんのこと、生産性も飛躍的に向上させることができました。

そして、来期方針としては新たな事業の柱を育てるべく「マルシェ事業」への注力を決めています。 

画像4

画像5

テストマーケティングとして既に3月に計4回実施しており、たしかな手応えを感じています。
4月以降は「夜マルシェ」の開催も含めて積極的に展開し、マルシェ文化を根付かせることを目標にしています。

また、一次産業支援従事者として「自分たちも農業をやってみる。やってみてこそ、得られる知識や観点もある。」という想いから、Founding Farmの取り組みも開始します。

画像6

野菜の「価値」の最大化に向けて、来期も事業主体者として愚直に、誠実に一次産業に向き合っていきます。

③ 教育事業における活動報告

豊後高田市の教育事業では、高校魅力化コーディネーターとして約4年に渡り活動をさせていただいております。
一貫した活動によって培われた学校や教育委員会との関係性をベースに、2022年度以降の公営塾の開塾に向けたご提案もさせていただきました。

まず、高校魅力化CNとしては、
・総合的な探究の時間
・地域企画
・広報活動
をメインに実施。

画像7

画像8

画像9

画像10

また、コーディネーターとしての業務ではありませんが、FoundingBase教育事業として「フミダス!」プロジェクトへも高校生が積極的に参加をしてくれています。

3/28(日)にはフミダス!第二弾も終了。

2020年9月から古民家を改修したオフィスの1階に高校生への開放スペースをつくり、毎日のように足繁く通ってくれる生徒も多数います。

上述の通り、観光事業・一次産業支援事業を高校生のフィールドワークに活用する取り組みも推進することができ、「フミダス!」を通して地域を越えたプロジェクトにもチャレンジできた1年でした。
この取り組みを基盤として、2022年度の公営塾の開設に向けて少しずつ信頼残高をためていけるよう引き続き尽力致します。

まとめ

『地方共創』を掲げ、私たち自身がその地に入り、一プレイヤーとしても事業を推進する。地方経済の中心となる事業を、自分たちが主体者として創る。
豊後高田市においても、少しずつではありますが、着実に歩みを進められていると感じています。

画像11

2022年度開始時点でFoundingBaseの拠点数は13拠点、そして2023年度にも大幅な拠点増を見込んでいます。
豊後高田teamが拠点を引っ張っていく気概を持って、来期も思いっきりチャレンジしていきたいと思います。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!