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風間 大地(kazama daichi)

吉備中央team / KeyMan
1996年生まれ。東京出身。大学で海外留学を機に、先進国の貧困と教育格差に興味を持つ。留学後は学生会議などに参加。学術的な面から問題に貢献しようと考えていたが、自分が現場の言葉に何一つ耳を傾けていないことに気づき、実際に自分が教育の現場に立つ場所を模索。その時にFoundingBaseを見つけ、現場で働くスタッフの熱意に感動してジョイン。現在は岡山県の吉備中央町の公営塾kii+でスタッフ。

自分中心の子ども時代

僕は「あなたの選択は全面的に信頼している」という価値観の母親と「どうにもならない時は逃げていい」と事あるごとに教えてくれる父親の元に生まれました。一人っ子だった僕は、おおらかな親の元、何かを指示されることもなく、本当にのびのびと育てられました。

ただ、負けず嫌いすぎて、何かができない自分を自分で受け止めきれなくて感情を爆発させてしまうことが頻繁にありました。家族とボーリングに行って負ければ家に帰るまでずっと拗ねている、そんな子どもでした(笑)。今では、そんなこと気にせず楽しめば良いのに、と思いますが、その時の僕は心の底から真剣に「勝つか負けるか」に固執していたのだと思います。

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どう見られるかを気にしていた中高時代

とにかく何事においても負けたくない、という性格と器用さがあいまって、割となんでも上手くこなす子どもでした。幸か不幸か、それは学校での振る舞い方にも影響していたように思います。やりたいこと得意なことには頑張って取り組むけれど、やりたくないこと得意でないことに関しては、そこそこの力で”上手くやれているように見せて”いました。
そんな日々を今振り返ってみると、「頑張って取り組んだのにうまく成果が出せないこと」そして「周りから”できない自分”として見られること」を何よりも恐れていたんだと思います。好きなこと以外は挑戦することから逃げ、”努力しなくてもなんでもできる人”として評価されることを求めてしまっていました。

自分に中身がないことに初めて気づいた大学時代

大学に入っても相変わらず器用な自分は健在なので、学内の選考で選んでいただきアメリカに1年弱留学をしたり、教育格差の問題を勉強したりと、とても充実した日々を送ることができていたように思います。留学では、英語で学ぶことでどんどん広がる世界と自己理解にとてもワクワクしていました。帰国後には、周りから「できる自分」として評価されていたこともあり、国際学生会議という会議にも参加することができました。

そして、3年生から2年間参加したこの会議が、僕の価値観を大きく変えるきっかけになります。
国際学生会議では日本の教育について学校と行政に対する提言書を作成します。20か国を超える国の学生たちと協働し、議論を重ねながら提言書を完成させ、最後には「公立小学校の先生方に対するプレゼンテーション」で発表。僕は自信を持って先生方にプレゼンをしました。
しかし、実際に教育現場で毎日働く先生方には、一生懸命つくった自分たちの提案が全く受け入れられなかったのです。自分たちが教育を変えるつもりで作った提言書は、現場で働く先生方に寄り添ったものでもなければ、現場で実現することもできないものだった。これは自分の人生の中でも最大の失敗体験でした。

そしてこの時初めて「できない自分」を突きつけられました。同時に「もしこのまま大学を卒業して社会に出ても、何の結果も残せない大人になるのではないか」という強い危機感が生まれました。

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自分を変えることができる場所

この現状から脱却するためには、今までの「できる自分を装うこと」を徹底的に否定するしかないと考えました。そのために、就活も器用にこなして終わらせるのではなく、真摯に自分と向き合うことを決め、結果、進路を決めずに大学を卒業することになりました。
大学を卒業しても就職先もなく進路も決めていない風間と見られるかもしれない。その状態はすごく辛かったですが、「将来自分がどうありたいか」ではなく「今他人からどうみられるか」で行動して、何も変える力のない大人になってしまうことの方が怖かったです。
そして、国際学生会議での経験もあり、「机上の教育論を振りかざすのではなく、実際の教育現場で本気で働くことが、自分にとって絶対に必要なことだ」と考え、その思いを実現できる場所を探し始めました。

そして大学卒業後、半年して見つけたのがFoundingBaseでした。
ずっと求めていた、実際に子どもたちと向き合うことができる環境。そして現場で働くメンバーの教育に対する思考の深さ。何より教育に対して真っ直ぐ向き合っている彼らの姿に心打たれ、ここで働こうと決めました。

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とにかく現場で考え切る

今働いている中では、本気で考え切る、ということを大切にしています。
生徒の皆が目の前にいると、その場その場でどんなことができるのかということに目が向いてしまいがちですが、それ以上に「それまでの時間で考え切ること」が大事だと考えています。
いきなり子どもたちの前に立って授業をしたり、誰かと壁打ちをしてもボロが出てしまう。そんな状態で生徒にあーだこーだと偉そうに学びについて語るのは大人としてずるいことだと考えています。
子どもたちには必ず自分で考えきって腹落ちしていることを伝える。本当に心からすごいと思っていることをコンテンツにして届ける。そこで初めて、生徒の皆がそこから何かを感じ取ってくれたり、生徒の皆と一緒に学ぶことができると思っています。

今年度は、授業を任せていただいたり、昨年度と比べて自分が生徒の皆と向き合う機会が多くなっています。生徒の皆の学びのために本気で考え切る。この、単純だけど非常に難しいことを愚直に続けていくことで、少しずつ生徒の皆に伝えられることも増えていくのではないかと思ってます。


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「自由」をUpdateする というMISSIONのもと、地方を軸に事業展開している地方共創ベンチャー企業です。

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