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水野 佐紀(Mizuno Saki)

Local Producer / 安平team
1989年生まれ。奈良県奈良市出身。慶應義塾大学総合政策学部在学中にまちづくり論、地域活性化を学ぶ。新卒でサイバーエージェントに入社し、政治家ブログの立ち上げに携わる。制作会社amanaにて東川町の移住PRなどを担当。デジタルマーケティング会社のフリークアウトではコンサルタントとして多岐にわたる大型クライアント、複数媒体を運用。その後、2021年2月にFoundingBaseにジョイン。新規チームでLocal Producerとして新規自治体開拓と横断サービスの新規事業開発に従事。

創り上げることの素晴らしさを学んだ、クラシックバレエ

母がクラシックバレエの教室を営んでいたこともあり、お腹にいる頃からバレエを踊っていたよと言われるくらいバレエが大好きな女の子でした。2歳半から18歳まで続けたクラシックバレエの経験が今の私の”人との関わり方”に大きく影響しています。
私の母の教室では1年半に1度「全幕もの(白鳥の湖やくるみ割り人形など)」の発表会を生のオーケストラの演奏で開催していました。200名の出演者、70名のオケの演奏者、30名の美術関係者、2000名の観客、、そんな大勢の方々が創り上げてくださっている場所で踊れる、とても贅沢な環境でした。発表会を通じて体感したのは、真ん中で踊っているプリマひとりがすごいのではなく、”プリマを輝かせるために色んな役割の人が想いを一つにして、自分のできることを精一杯全うし舞台を創り上げているのだ”ということでした。
それはバレエだけではなく社会すべてに通ずることで、働き始めてから今に至るまでも、自分と関わってくれている人への感謝の気持ちやステークホルダーのそれぞれの役割を理解し尊重するように心掛けています。
自分ひとりでできることは小さくても、みんなで力を合わせたら素晴らしいことができる。だから、単独プレー(競争)よりチームプレー(協働)が好き。そんな自分の価値観もバレエから来ています。

ネガティブな出来事→スペシャルな出来事への転換

バレエ漬けの毎日でしたが、ひょんな切っ掛けから中高一貫の進学校に通うこととなりました。塾に行かなくても大学進学ができることを売りにしている学校だったので、授業数はとても多く、かなりスパルタな学校でした。校則も厳しく、当時反抗期真っ只中だった私にはすべてが理不尽に見え、先生にもよく噛み付いていました。そんな環境で、”こうあるべき””そういうことになっているから”といった、世の中にはびこっている固定観念のようなものに強い違和感を持つようになりました。

そして、そんな中学生活の最中、両親が離婚。”自分の力ではどうしようもないことがあるんだ”と思い知らされ、”せめて自分でできることは頑張ってどうにかしよう”と心に決めます。
大切な家族が離れ離れになることはとても悲しいことでしたが、平日は母、土日は父と過ごすスタイルで暮らすようになり、父とは親友のように何でも話せる関係になりました。一般的な家族観とは違うけどこういう家族の形もありだな、と自分の中では思えるようになりました。

ただ一方でこの時期はまだ離婚というものが今ほどオープンではなく、ネガティブな出来事だという認識で、友人にも両親の離婚のことを話せずにいました。

転機は大学受験でした。AO入試を受けるために、入学志望動機の論文を提出することになり、その時私は”男性も女性もみんなが生きやすい社会の新しい固定観念を提案できるようなドラマを作りたい”と書きました。しかし核となっている両親の離婚のことは伏せていました。
認識が変わったのは先生の一言が切っ掛けでした。論文を添削してくれる先生に”ここまで強い思いがある理由は?”と聞かれ、職員室でボロボロ涙を流しながら初めて本当のことを先生に話したとき、先生は私に”それはあなたにしかない、あなたにとってスペシャルな出来事なのよ”と伝えてくれました。そのときのことは今でも鮮明に覚えています。

そこから、背景をきちんと述べた志望動機に修正し、無事合格。ネガティブだと捉えていた出来事が、本当に私にとってスペシャルな出来事となりました。

とにかく色んな土地を訪れた大学時代

自分の核となっているものときちんと向き合って乗り越えて入学した大学生活は本当に楽しかったです。”人生の夏休み”を体現しまくった4年間でした。
私が通った慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(通称SFC)は”問題発見・解決型”の教育を重視していて、必修授業もほぼない自由な学校でした。幅広い分野を学際的に学習するスタイルなので、大学時代の友人の就職先も多種多様で、色んな業界に繋がりができたこともSFCに行ってよかったなと思う点です。

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(キャンパスにある鴨池。どこでもwi-fiが通っているので、鴨池に転がりながらPCを触っていました。)

ユニークな学生や授業が多く、座学よりフィールドワークやワークショップ形式がほとんどで、企業へ企画を提案する機会もありました。その中で私は”地域活性化”というキーワードに出会います。
大学生はとにかく休みが多く、ちょうど円高だったこともあって、個人的にも、国内外色んな場所を旅していました。(国内横断、海外は26ヵ国。)その際日本には素敵な風景や伝統がたくさんあるのに、”知られない”ということで廃れていってしまうことが悲しいと常に感じていました。

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(フルマラソンを走った伊豆大島)

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(マチュピチュ遺跡を見下ろす)

人生の転機となる、東川町との出会い

大学卒業後は、ITを使って地域活性化や認知度向上を行っていきたいと考え、サイバーエージェントに入社します。メディアのチームに配属されたのですが、1日で10個サービスの改善点を考えてくるというのが最初の研修で、この時の経験が今の仕事にもとても役立っています。

旅行とともに思い出を切り取れる写真にもハマっていたので、その後2014年にグラフィックに強い制作会社のamanaに転職しました。色々なクライアントさんがいる中で、学生の頃から興味があった地域活性化をやってみたい、とお願いをし、北海道の真ん中にある東川町という町のプロモーションを担当させてもらうことになりました。
東川町は地方創生に成功している自治体として取り上げられることの多い町ですが、その町の移住プロモーション動画や冊子の作成に携わっているうちに自分自身どんどん魅力に惹かれ、いつか自分も東川町に移住したいという思いが募っていきました。

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(東川町ロケにて)

amanaでは、楽天市場のふるさと納税用の撮影にも携わりました。ページを刷新してから、ふるさと納税の返礼品である新米が町から無くなるくらいに反響があった、と聞き、ITx地域活性化の可能性を実感しました。同時に、よりスキルを身に付けたいという思いも強くなり、2016年にデジタルマーケティング会社のフリークアウトに転職します。
フリークアウトでは、幅広いジャンルで、誰もが聞いたことのあるような大手クライアントさんを担当させてもらい、色々な媒体を運用させてもらいました。これまでの運用金額は10億円以上にもなります。
第二の青春と思えるくらい思いっきり仕事をして思いっきり遊んだ4年半でした。生涯付き合っていきたいと思える、尊敬できる優秀な仲間ができたことは本当に大きな財産です。
そして、デジタルマーケティングというスキルを身につけたことにより、リモートでも働けるようになったので、2020年には念願の東川町へ移住を実現しました。

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(サークルと間違われるフリークアウトメンバー)

FoundingBaseは私が培ってきたpieceを形にできる場所

その後、WantedlyでFoundingBaseと出会います。学生の頃から興味があった地域活性化に、事業として取り組んでいる企業ということで興味を持ち、代表の佐々木と面談。会社のミッションビジョン、事業のこれまでとこれから、佐々木自身の想いなどを聞かせてもらいました。
色々な話を聞かせてもらう中で、特にFoundingBaseの掲げる”「自由」をUpdateする”というミッションに強く共感しました。私が中高時代からずっと抱いていた「固定観念にとらわれない」「それぞれが自由な生き方を実現する」という価値観とも重なるように感じたからです。
ただ、当時は東川町に住みながらFoundingBaseに関われる形がなく、意気投合しながらも、またいつか何かの形でご一緒できたら、ということで終わりました。

そこから半年ほどが過ぎた頃、佐々木から、リモートでも働けるポジションを提案したい、という連絡をもらいました。前向きに選択肢として考えたいと思い、FoundingBaseのことをより詳しく知るために、拠点の一つである北海道安平町に視察に行かせてもらいました。実際に現場を見て、メンバーと話してみて、皆のビジョンへの想いの強さに特に心動かされました。自分自身もFoundingBaseの一員として、学生の頃からやってみたかった地域活性化に人生を費やしたい、そんな思いが強くなり、入社を決意しました。

家族や友人にFoundingBaseのことを話すと、”さきにぴったりの会社だね”と言ってくれます。学生時代に地域活性化を学び、ディレクション、デジタルマーケティングを経て、今やっと一番やりたかったことに”移住者”という目線も併せ持って仕事として携われるところまで来ました。10代20代は瞬間瞬間で切り取ると辛かったり苦しかったりした時期も多く、自分の今やっていることが本当にやりたいことなのか?世の中の役に立っているのか?と常に自問自答しながら必死に進んできましたが、これまで自分が携わってきたことや行ってきたことに無駄なことは一つもなかったんだなと思います。
これまでの10代20代で培ったものの集大成として、FoundingBaseでの仕事を通して、”こうあるべき”ではなく、”こういうのも素敵じゃない?”という新しい「自由」を提供できることにとてもワクワクしています。


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「自由」をUpdateする というMISSIONのもと、地方を軸に事業展開している地方共創ベンチャー企業です。