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中学生対象の公営塾「放課後塾ハル」がオープンしました!


 福島県の国見町で、中学生対象の公営塾「放課後塾ハル」が、2021年6月に無事に開塾を迎えることができました!

 私たちは、国見町の名前の由来である「国を見晴るかす」という言葉から着想を得て、「地域と子どもの未来を見晴るかす」というコンセプトのもと、ここから塾を運営していきます。子どもたちが自分の将来や地域の未来を遠くまで見晴らし、自分の人生をワクワクしながら歩んでいってほしい。そんな願いが込められています。
※ 「見晴るかす」の意味は、「遠くを見渡す、見晴らす」。

 放課後塾ハルでは、FoundingBaseが掲げる3つのトビラを拓くサポートを実施していきます。

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 先日開塾に先立って、中学3年生向けの保護者説明会と体験入塾会を開催しました。21名の生徒たちとその保護者の方々にお越しいただき、放課後塾ハルについてご説明をさせていただきました!

 放課後塾ハルでは、大きく4つの軸で塾運営をしていきます。

・1つ目は、教科学習サポート
高校受験を意識して、英語と数学を中心とする集団授業を行い、子どもたちの学習サポートを実現していきます。体験入塾会では、ハルのスタッフが数学と英語の体験授業を実施しました。私たちは、子どもたちが強制的に勉強をさせられるのではなく、子どもたちが受験までのプロセスを愉しみながら学んでいく空間を実現していきたいと考えています。体験授業内では、子どもたちがただ受け身で授業を聞くのではなく、相互にやり取りが生まれるような授業づくりを意識しており、子どもたちは最初は緊張していた様子でしたが、授業の中でだんだんとその雰囲気を感じ取ってくれている様子でした。

▼ 数学の授業の様子

数学

▼ 英語の授業の様子

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 体験入塾には、日頃お世話になっている役場の方々や町長にも見学にお越しいただきました。数学の授業で行われた ”計算コンテスト” にもご参加いただき、本気で大人たちが計算問題に取り組んでいました(笑)
今後も私たちだけでなく、町民の方々にも放課後塾ハルに出入りしていただき、中学生たちと関わりをもってもらえるような場にしてきたいと思います。

▼ 見学にいらっしゃった役場の方々、町長

生徒


・2つ目は、面談
大きく分けて、ハルでは生徒面談と三者面談の2つを実施していきます。面談を通じて、子どもたちの将来に向けて目標を設定したり、その目標の実現に向けて伴走していくために、ご家庭と連携体制を築いていきたいと考えており、面談はハルの大きな軸の1つになっています。

・3つ目は、学校連携
 私たちは、公営塾として学校と連携をしながら子どもたちをサポートしていくことは必要であると考えており、定期的に学校見学や情報交換をさせていただいています。

 中学校の校長先生からも、コミュニティースクール(学校運営協議会)の全体の場で「公営塾連携を積極的に進めていきたい」とお話をいただき、とても前向きに捉えていただいています。

 さらに先日、学校の現場の先生から「総合的な学習の時間を手伝ってほしい」というお声をいただき、放課後塾ハルのスタッフの講演と生徒たちのワークのサポートに入らせていただきました!現場の先生からは、「こうやって私たちが持っていないアイデアをいただけるのは本当にありがたい」というお言葉もいただいています。

▼ 総合的学習の時間の講演の様子

総合的な学習の時間

今後も引き続き、さまざまなかたちでの学校との信頼関係を築いていきたいと思います。

・4つ目は、好奇心のトビラを拓くテーマ授業や「フミダス!」プロジェクト
 前述したような学習サポートにとどまらず、子どもたちの興味関心を拡げる授業や地域を横断して中高生がつながるフミダス!プロジェクトもここから始動する予定です。今後の活動にご期待ください!

 保護者説明会と体験入塾会を経て、子どもたちやその保護者の方からはさまざまなお声をいただきました。

〈子ども〉
・楽しくわかりやすい授業で勉強を頑張りたいと思いました。
・この塾でいろいろなことを教えてもらい、高校に合格したいです!
・先生方が優しく親しみやすいので初回授業が今から楽しみです!
・いつもは2時間勉強すると疲れるのに、今日は全然疲れませんでした。入塾したいです。
〈保護者〉
・楽しく学べそうな塾で、ぜひ通わせたいと思いました。
・探究学習がかなりおもしろそうで興味があります。受験勉強ももちろん大切なのですが、将来のことを決めることにも役立つと思います。
・先生が一生懸命取り組まれている熱意が伝わってきました。


 また、見学に来てくださっていた役場の方や町長からもお褒めの言葉をいただきました!

〈役場の方々〉
・自分が中学生の頃、ハルのスタッフみたいな先生に習いたかった。
・説明会の中で、保護者の方が議論している様子を見て驚いた。
・子どもたちもすごく楽しそうでよかった。


 これはあとで聞いた話なのですが、町長の指示により急遽、町内で発行している広報誌の表紙と一面が「放課後塾ハル」に差し替えとなったそうです!!!このように自治体で大々的に取り上げていただけることはなかなかないことなので、大変ありがたかったです。

▼ 広報誌くにみ 6月号

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まとめ

 子どもたちや保護者の方、そして学校や役場関係者の方々からの温かいお言葉をいただきながら、「放課後塾ハル」は順調なスタートダッシュを切ることができています!

 最終的に私たちとして目指しているのは、『地域が好きな人を育む』こと。子どもたちが、「国見町に生まれ育ってよかった」「国見町のために何かしたい」という想いを持ってもらうことが、今後の国見町にとって必要なことだと考えています。国見町ならではの資源を生かし、子どもたちや町民の方々にとってプラスになる塾をつくっていきたいと思います。

 始まりと旅立ちの季節である春(ハル)にこの塾があってよかったと言ってもらえますように。「放課後塾ハル」という名前に込められたこの想いを体現するべく、国見教育チーム走り出します!

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