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FOUNDER'S TALK  vol.2

添田(Local Coordinator / 東京team)が共同代表の佐々木・林に、あらためてFoundingBaseの歴史についてインタビューします!
第2回目は、「創業から、現在に至るまで」
ぜひご覧ください!

vol.1はこちらから

・・・・・・・・・

<添田> 実際、法人化して変わったことってありましたか?

<佐々木>
初年度はもともとInnovation for JAPANから関わっていた津和野町からスタートしたんだけど、色んなところに取り上げてもらったおかげもあって、他の自治体からもお声がけいただく機会は増えたね。2014年10月頃から今でもお取引きさせてもらっている吉備中央町との取り組みも始まったしね。

<林>
僕はなんたって津和野への移住よね(笑)
アショカスタッフも辞めて、本格的に津和野にどっぷり入っていった。
月に数回とかで地域に入っているうちは、その地の良い面ばかり見えるけど、実際に移住してみると色んな面が見えてきて。良くも悪くも。
最初は多方面にお伺いをたてながら良い顔してやってたけど、結構ストレスになってきたのは事実としてある。
金髪にしたのは、ある意味その象徴よね(笑)

<佐々木>
たしかに、いっときの賢司のストレスは凄かったよね(笑)
まぁ、そのストレスを笑いに変えにいくのはFoundingBaseらしいっちゃらしい(笑)
僕はとりあえずめちゃめちゃ忙しかった記憶しかない。
吉備中央町とあわせて、和気町との取り組みも始まったんだよね。もともとは東京を拠点として採用関連の業務を主にやってたわけだけど。面談とか、シゴト会議を中心としたイベントとか。そこで出会った学生の方々を集めて、地域について考えるMeetupとかもやってた。
そこから、吉備中央町や和気町との往復が多くなってきて。当時は東京に僕以外で1人しかいなかったから、大変だった。

<林>
たしかに、この年からKeyManとして関わる人は一気に増えたね。
※KeyMan:FoundingBaseで採用支援し、地域おこし協力隊として現地で活動を共にするMember。

色んな人が関わってくれるようになって、取引先も増えていって。
津和野だけで思考を完結させていたところに、色んな選択肢が増えていった。もの凄くワクワクしたのは覚えているけど、一方で、僕ら経営陣のマネジメントの未熟さは大きかったかな。想いを実現する術を知らなかった。武器を持っていなかった。

ただ、津和野でいうと津和野高校の魅力化プロジェクトがうまく立ち上がったこともあって、自分たちのマネジメントにおける力量不足に対してはしっかり直視できていなかったと思う。
勢いで、だましだましやってた感じだね。

<添田> その後、2015年はどうでした?

<佐々木>
正直、当時の「学生を地域に送り込む」というモデルの限界を感じた年だった。
津和野での成功事例をもとに、吉備中央町や和気町と広がって、2015年も幾つもの自治体からお声がけいただけて。
一方で、冷静になって考えると、自治体からの期待値も大きくなってきて、とてもじゃないけどビジネス経験の無い学生だけだと求められている成果を返せない。
その不安が、現実のものとなったのがこの年。
正直、恥ずかしながら取引先からの不満が顕著になって、謝罪に行く回数も増えて。今となっても、申し訳なかったなと思うし、今だったら全然違う価値を返せていたなって思う。

<林>
ゴールを明確に決めていない。チャレンジする、という姿勢に対する認識の違い。結果にコミットする意志の違い。そして、行動と結果が全く結びつかない状態が続くからこその、僕たちと現場KeyMan双方での葛藤。
いろんな「認識の相違」がFoundingBase内で起こってきた年だね。

<佐々木>
とはいえ、我々はベンチャーだと。
組織はカオスだったけど、お声がけいただいた自治体には必ず出向くようにしていたし、取引先数は伸ばすことしか考えていなかった。
正直、焦りしかなかったんだよね。焦燥感にかられていた。
組織はカオスでうまくいっていない。とはいえ、止まることは許されない。
案件を取り続けて、組織の実態を合わせに行くしかないと当時は思っていて。とはいえ、何かを変えないと取引先にも迷惑をかけてしまう。
考え抜いた結論、やっぱり地域で事業を創ることにコミットする組織にしていこうと。

<林>
たしかに、津和野や吉備で幾つかプロジェクトが立ち上がりつつあったものの、当時はまだ地域おこし協力隊の採用と活動支援(マネジメント)を主としてやってたもんね。

<佐々木>
もっと自分たち自身が事業づくりにコミットしないと、これ以上の拡大は見込めないと思ったね。

<林>
面白いことに、この僕らの葛藤と、周囲からの見え方はまた全然違っていて。
自分らはなかなかうまくいかずに焦ってるのに、周りからは「凄いね」って言われることが多かった。
常に認識のギャップは感じながらやってたなぁ。

<佐々木>
実際、その焦りは2016年も続いていて。
個人的にも、組織的にも転機になったのは豊後高田市との取り組みだと思っている。先方から相談をいただいてから、僕も思いっきり事業づくりに振り切った提案をし続けて。
とりあえず採用、とりあえずマネジメント、みたいな受注を一切やめた。

<林>
たしかにね。とはいえ、まだまだ佐々木の謝罪行脚は多かった印象(笑)
笑えないけど。

<佐々木>
うん、そうね(笑)
このあたりから、KeyMan採用においても学生ではなく社会人に優先的にアプローチし始めた感じよね。

<林>
社会人がいろいろ入ってきてくれて、「これで大丈夫だ!」と思った記憶はある!

<佐々木>
2017年くらいからかな。
何となくFoundingBaseの事業の原型が見えてきたのは。豊後高田のビーチリゾートづくりも始まったしね。豊後高田・四万十町・吉備中央町をひたすら車で移動していた記憶が強いわ(笑)

<林>
移動中に車のカギ無くしてたよね(笑)
個人的には、この辺りからうまくいき始めている拠点と、そうでない拠点がはっきり分かれてきた感覚は持ってたかなぁ。

<佐々木>
たしかにね。取引先は順調に増えていったけど、正直、組織状態は一向に改善されていなかった。

<林>
でも、津和野で変化を感じたのはこの年あたりからで。
色んなことがありながらも、何より継続して町にがっつり関わってきたからこそ、津和野町というコミュニティが変化した感覚が持てた年かな。
僕らをきっかけに、各地で色んな事業やプロジェクトが立ち上がって。色んな若者が町に入ってきて、移住者も増えて。僕らが直接関わらなくても各地で色んな取り組みがなされていて。
小さなチャレンジが限りなく生まれて、一つの文化みたいなものが醸成されてきた感じだった。
良いサイクルに入ってきていることがきっかけでもあったんだけど、翌2018年には津和野の責任者を坂和に任せようって話していたのもこの年だったよね。

<佐々木>
そうね。賢司にはいったん東京に戻ってもらって、当時の津和野東京事務所の立ち上げ支援をしてもらいながら、組織マネジメントにも力を入れていこうぜって話してたね。
実際、賢司が戻った2018年に会社のリブランディングを実行したし。
ロゴも今のものに変えて、HPもリニューアルして。
「個人の価値を最大化して、コミュニティの価値を最大化する」という会社としてのスタンスも明示したのが2018年だよね。

<林>
当時はずっと”個人の意志”や”主体性”みたいなものを大事にしたい、尊重したいって話してたよね。
もちろんそれは今でも変わってないんだけど、振り返ると我々自身が大いに履き違えていたというか(笑)

<佐々木>
いや、ほんとに。
実際、KeyManとして社会人経験のある人たちに入ってもらってたんだけど、なかなか自走に至ることも少なくて。今考えると、そらそうなんだけどね。いきなり地域に飛び込んで、経験したこともない仕事に取り組んでもらうわけなんで。即ワークする人の方が少ないに決まってる。
だけど、当時はそこまで頭が及んでなかった。
「何で自分でやるって決めたことなのに、やりきらないの?」って感情が心の底にはずっとあって。
”意志の尊重”や”主体性”という言葉に甘えて、「任せる」という名の「放置」していただけだった。振り返ると、本当に反省しかない。

<林>
東京拠点メンバーを増やしたのも2018年だったよね。
取引先自治体も増えてきて、採用数や難易度も上がってきて。

<佐々木>
とはいえ、なかなかうまく機能させてあげることができなくて。
この年は、本格的に組織に向き合わないと崩壊してしまうと痛感した年だった。もちろん、自分のマネジメントについてもUpdateしないといけないという危機感とセットで。

<林>
COO的な役割の採用を考え始めたもんね。

<佐々木>
実際のところ、2017年くらいから知人やエージェントには依頼はしていて。
面談もしてたんだけど、なかなかしっくりこなくて。
で、定期的に飲んでた片岡(現 取締役COO)にも色々と相談してたら、結果的に片岡が来てくれることになった(笑)

<林>
僕は2018年10月くらいに初めて会って、色んなダメ出しされた記憶がある(笑)

<佐々木>
この年は、組織に向き合うって決めたからこそ、いったん立ち止まった方がいいと思い直した。
だから、2019年は取引先の拡大はストップする意思決定をして。
組織改善に着手しつつ、既存の拠点内での事業立ち上げに注力しようって決めた。

<林>
2014年まではノリと勢いで何となだましだましやってきて、2015年から徐々に組織の問題が出てきて、2016年から2018年にかけてはそれが顕著になって。リブランディングして、メッセージ出したりしたけど、結局は解決できてなかったもんね。
良くも悪くも個人主義というか、チーム感もなかなか醸成できなかった。

<佐々木>
「個人の意志を重視した、主体性のある組織づくり」というのはこれからも大切にしていきたいと思ってるけど、一方でさっき言った通り、マネジメントを放置している状態。
だから、”いつまでたっても個人次第”という脆い状態が続いてしまった。

<林>
で、片岡が入ってきて、あらためて自分たちが大事にしてきたこと、していきたいことを整理し始めて。

<佐々木>
3人で何度も話したね。
3-4ヶ月かけて議論を重ねて、自分たちが心底目指したいと思えるMISSIONができた。

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<林>
個人の意志を大事にしつつ、チームで動くという考え。
だからこそ、誤解を恐れず「自由」=自らに由ると置いた。
個人の意志を履き違えるなよ、というメッセージ。

<佐々木>
「自由」という言葉を使うかどうかは、めちゃめちゃ議論したよね。
人数が増えても、正しく意図が伝わるのか、誤解されないか。
結局、それは我々経営陣が誰よりも責任を持って「正しく伝わるまで、伝える」と決めて。

<林>
ウチっぽいMISSIONができたよね。
ちなみに、このMISSIONを決める過程で、3人で「何があっても15年は最低でもやろう」って約束もしたね。極寒の北海道で(笑)

<添田> そうだったんですね(笑) 組織が変わった感はありますか?

<佐々木>
やっぱり、軸が一本通ったのが大きい。
大事にしてきたこと、徹底していきたいことって実はこれまでとそんなに変わってなくて。
でも、「なんで?」ってところに共通認識が持てた。

<林>
ほんと、共通言語ができたってのは大きい。
"佐々木の話し" "林の話し"ではなく、組織の話しに変わった。

<佐々木>
このMISSIONを軸に、VALUEも策定して。マネジメントに求めることも言語化できた。
自分にとっても、「求めるべきもの」が明確になったし、メンバーにとっても「求められるもの」がより具体的になったんじゃないかと思ってる。
組織としても一枚岩になれつつあると感じている。

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<添田> 組織の変化は、事業の変化にどう影響していると思いますか?

<林>
中期指針であるVISIONも定めたことによって、事業立ち上げの方向性が明確になった。
このMISSION・VISION・VALUEを言語化するプロセスで、あらためてFoundingBaseの強みも整理できたと思っていて。
まずは、「地域に関わる人を増やす」ということにフォーカスする。
そのために、「その地ならではの感動体験を提供する」ことにこだわる。
これまではそこで止まっていたけど、その後に創りたい世界が繋がった。
だからこそ、今やっている取り組みそのものが、会社としての資産になっている実感がある。

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<佐々木>
事業側面においても、色んなチャレンジが増えてきたよね。
求められる役割が明確になって、やるべきことにフォーカスしているから、結果的に個人でも組織でも”できること”が増えた。
現場でそれぞれの行動が変わって、地域に提供できる価値の可能性が大きくなった。
何より、拠点を越えた協働が増えたのはものすごい変化だと思っていて。
これまでも「協働しよう!」って言ってたけど、言行一致できてなかった。
MISSION・VISION・VALUEに紐づく各拠点での目標設定、目標を達成するためのアクションプランを立てたことで、点が線になってきた実感はものすごくあるね。
結論、やっぱりMISSIONてすごく大事。
つくることが大事なのではなくて、つくりこむこと。
そして、つくりこんだものを、日々の業務に至るまで線にしていくこと。

いよいよ勝負をかけられる状態になってきたと思うし、第二創業というフェーズだと思うし、ほんとに今はワクワクしてる。

<林>
未熟だけれど、間違いなく地域に提供できる価値は大きくなってきたよね。
そこだけは自信をもって言える。

<佐々木>
ほんとに勝負の第二創業期だと捉えているし、だからこそ最も面白いフェーズだとも思う。
是非、我々と一緒に挑戦したい人はイベントにも参加していただけるとうれしいです(笑)

<林>
ほんとに!心の底からお待ちしています!

・・・・・・・・・

以上、いかがでしたでしょうか?
現在、拠点各地で様々な事業の種をまいています。少しずつ、新しい取り組みもご紹介できたらと思います。

そして、私たちは、時間を、人生をともにできる仲間をまだまだ募集しております!お気軽にコンタクトいただければ幸いです!

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