見出し画像

【フミダス!ツアー】プロジェクトが幕を閉じました


フミダス!第3弾、「フミダス!ツアー」が幕を閉じました。
5月の中旬から動き始め、約4ヶ月にわたる長期プロジェクトとなりました。

▼フミダス!ツアー 始動しました!

note写真1


ホンモノに触れるツアーとは何か?

このツアーのコンセプトは〈どこかに足を運び、ホンモノに触れる〉
まず私たちは、このコンセプトに合うツアーの行き先を考えます。
・ホンモノとは何なのか?
・中高生の自分たちにとって一番価値のあるツアーとは何なのか?
という答えのない問いに向かって、生徒とメンター一丸となって考え、答えを出し続けた日々でした。

時には事務局から厳しく現実的なフィードバックをもらいながら、「自分たちなりの解を出すこと」と「解を正解にするためのwhyを考え抜くこと」を学びました。

「打倒事務局!」を合言葉に、たくさんの方からのご協力もいただきながら「長野県塩尻市に行って空き家の利活用について学び、自分たちの地域に還元すること」をゴールとしたツアーに決定しました。
自分たちの「大好きなまち」にどうすれば恩返しができるだろうか?
中高生だからこそできることって何だろうか?

そんな中高生の思いが今回の決め手となりました。

この期間、特に印象的だったことは、「なぜ塩尻じゃなければいけないの?」「そもそも何を持って地域に還元したと言えるの?」そんな手厳しい指摘を大人から受け続けながらも、「次こそは、みんなが納得できる企画を!」と前を向いて果敢に取り組む中高生たちの姿です。

▼クラウドファンディングプロジェクトページ

▼ツアー企画チーム

note写真2

note写真3


数字と愚直に向き合ったクラウドファンディング

そこから、フミダス!プロジェクト初のクラウドファンディングの実施に向けて、準備に入ります。

▼目標金額95万円に達成しました!


▼ネクストゴール130万達成!

「悲観的に計画をする」を合言葉に、支援者数や動向の分析、アポ取りや訪問営業を一件一件丁寧にこなしました。
一度支援を断られても、「もう一度ちゃんと伝えてリベンジしたい」と、プレゼンを作り直して再営業をしに行った生徒。
初めての営業でうまく話せなかったことに涙し、何度も練習を繰り返した生徒。
「誰かにお金をいただく」という挑戦のプロセスには、難しさや悔しさを感じる瞬間も多くありました。

note写真4

それでも一人一人が行動した甲斐あって、開始5日目にして第一目標金額を達成し、開始2週間経たずしてネクストゴールの達成。

ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。

総額167万3千円という金額に、生徒もメンターも喜びと同じくらいのプレッシャーを抱えながら、着々とツアー準備を進めていました。
▼出発日に向けて準備を進めています!

▼クラファンチーム

note写真5

note写真6

note写真7

ツアー中止の意思決定

ツアー本番まであと3日を控えた8月3日。
雲行きの怪しかった新型コロナウイルスが急速に猛威を振るい始めた現状を受け入れ、事務局でツアー中止の決断をしました。

▼プロジェクト中止のご報告

決断をしたその日に、生徒と保護者の皆様にご連絡をし、ツアー中止を報告する会を開きました。
その場では、悔しくて涙する生徒やメンターの姿がありました。

恩返しをする方法はまだある!

私たちの挑戦はここで終えたくない!まだ恩返しをする方法はある!と腹を括った生徒と大人が一致団結し、臨んだのが「クラウドファンディング成果報告会」です。

note写真8

ツアーに行くことこそ叶いませんでしたが、クラウドファンディング達成に向けて取り組んできた3ヶ月間で学んだことや、生徒それぞれの挑戦、成長など、得たものは間違いなくありました。
それらを応援してくださった方に報告し、「応援してよかった」と思ってもらうこと、願わくは「これからも応援したい」と思ってもらうことに価値を感じ、報告会の開催を決めました。

▼クラファン成果報告会を実施いたします!

ツアーの行き先決定までのプロセス、クラウドファンディング176%達成の裏側を中高生とメンターからお伝えしました。

ご参加いただいた方からはこのようなお声をいただきました。

・これからの日本を支えるのは、地域密着活動だと思います。若い方々を巻き込んでこういった活動をすることは、日本の未来をつくる活動だと思います。
本発表会では、企画者の方々、参加者の方々の想い熱意を感じ取ることができました。私も教育に携わる人間として大切なものを再確認できたように感じます。素敵なイベントありがとうございました。これからも頑張ってください。

・地域の力になりたいという考えや、企画に対する熱意や注いだ努力、「単に中止」ではなく、発信するという新たな方法に移り、今までの学びを活かす別の方法をとった点には、共感し刺激されるものがあったことから、満足しています。

報告会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。


緊張すること、怖いと思うことは「成功したい」という気持ちの証拠

今回のフミダス!ツアーは、一筋縄ではいかないことの連続だったように思います。

中止の意思決定を受けて、生徒たちは行き場のない悔しさがあったはずです。
特にこのツアーは「初めてオフラインで会える」念願のチャンスでした。
今回参加してくれた生徒の中には、フミダス!1期から連続で参加してくださっている生徒います。きっと心底楽しみだったに違いありません。


ですが、中高生たちは世の中の変化を受け入れ、新しい形で進めていくことを決めきり、そこに新しいやる意味を見出してくれていました。

一緒に最後までプロジェクトを走りきってくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。


そんな波乱万丈だった今回のプロジェクトの振り返りが先日終了しました。

note写真9


この場では、メンターから生徒に「表彰状」の授与が行われました。
ですが、この「表彰状」はただの表彰ではありません。
各生徒が活躍した内容とともに、その活躍に相応しい偉人の名言を添えて贈りました。

iOS の画像


「最初の頃は周りの熱意に圧倒されて萎縮してたな」「このタイミングをきっかけに、自分から背極的に動けるようになったな」「あの活躍の裏には、きっとこんな感情や努力があったんだろうな」そんなふうに生徒たちの3ヶ月間を振り返り、メンターは生徒一人一人に贈る言葉を考えました。

振り返りの中で事務局から生徒に贈られた言葉があります。
それが「緊張するということ、怖いと思うことは〈成功したい〉という気持ちの証拠」だということです。

今回のツアーは、考えなければいけないこと、決めなければいけないこと、行動し続けなければいけないことがたくさんあったプロジェクトでした。
その都度、生徒たちは緊張や怖さが伴っていたと思います。
でもそれはきっと、「成功したい」からこその感情。どうでもよければ怖さや緊張などないはずです。
それらの感情も抱え、自分に課されたミッションにメンターと向き合った生徒たち。

お金をいただくという社会を動かす経験、不安という感情とを伴うほどのタフな経験。
そういった原体験をつくりだすことがこのフミダス!プロジェクトの価値であると強く痛感しました。

note写真11

note写真12

改めて、クラウドファンディングにご支援いただいた皆様、報告会にご参加くださった皆様、そしてツアーに参加してくださった生徒、メンターの皆さん、本当に最後までお疲れ様でした!!

フミダス!は今後も加速していきます!
近いうちには第4弾が始動します。

今後も乞うご期待です!


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!