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まちなかの活性化に取り組む、新潟県三条市の挑戦


新潟県三条市とは?

新潟県の中央、五十嵐川が信濃川に流れ込むあたりに舞台となる三条市はあります。特別天然記念物であるニホンカモシカも生息する日本の原風景を残している地域です。

信濃川の雄大な流れはこの地域に稲作など農業面で大きな恩恵をもたらす一方で、時に氾濫し人々の生活を脅かす存在でもありました。農業に従事しながらも、何度も川の脅威にさらされ、災害が発生した地域。貧困に悩まされることも多かったことから、江戸から「鍛治職人」を呼び、農家が副業として鍛治職人になったことが「ものづくり」の起源です。

和釘づくりも、「江戸の大火災」の影響のためどんどん出荷量も多くなっていきました。そのうち、専業として和釘の生産や、金属加工を行う人たちも生まれて三条としての文化が徐々に形成されはじめました。

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こうした背景から燕三条地域全体で、「製造業」が発展していき、今でもその技術を受け継いでいます。燕三条地域で作られた製品は、日本国内だけではなく、世界にも一流のブランドとして広まっています。


まちなか観光の可能性

そんな「ものづくり」のまち、三条では、街中の活性化を目的に多種多様なプレイヤーが活動しています。そして、FoudingBaseも商店街の活性化、中心市街地活性化のために、日々活動しています。「地方創生」ではなく、「地方共創」を掲げている私たちは、コンサルでもアドバイザーでもありません。地域に飛び込み、自分たちもその地域の主体者として、まちの一員として取り組むことで三条の活性化を行っています。

これまで行ってきたこととしては、街中にコミュニティスペース「SANJO BLANC」を立ち上げました。「BLANC」には余白や空白といった意味を持たせ、生活や思考に「余白」を生み出すコトができるような空間にしたいという想いで運営しています。

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オープンしてまだ半年ですが、来場者数は1000人超え、地域のみなさんが主体で行っているイベント数も毎月1回ペースで実施しており、少しずつ交流の場として動きが進んでいます。そして、自分たち自身も主体者としてイベントを開催し、コミュニティづくりを促進しています。

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▲ クリスマスに向けてクッキーづくり体験をする様子

また、こうした三条での取り組みをオンラインイベントで発信し、県外から40名以上の方が訪れ、三条での体験を楽しんでいただくことができました。

一方で、こうした「点」の取り組みを続けつつ、それぞれのプレイヤーが繋がり、「線」で、そしてそれが「面」になって、動きを作っていかなければ、社会的なインパクトを生み出しづらいとも考えていました。

まちなかプレイヤーとともに未来を創る、地方共創

そして、次に目指しているのは、まちなかでの観光コンテンツをつくることです。現在、三条市では、2022年度に街中に図書館等複合施設を建設予定です。そして、その街中の複合施設や、『ステージえんがわ』での事業運営をしている、NPOえんがわの皆さんと力を合わせて、まちなかの観光を盛り上げるための枠組みを模索しています。これまで地域を盛り上げてきたNPOえんがわさんのご協力を得ながら、我々も未来を創るプレイヤーの一人として、議論に入らせていただき、街中でのコトづくりを進めています。

▼『ステージえんがわ』詳細HPはこちら

これまでの「地方創生」とは、活動の外側からアドバイスをする、また地域の中に入っても、その地域のしがらみや慣習に馴染んでしまい、「コト」が進まないという事象が多かったと考えています。また地域の情報を流通させ、プラットフォームを形成し、マッチングを図るなどの情報の発信や整理にとどまってることも多々あります。

我々は「主体者」として課題を自ら設定し、課題解決のために多くの方の協力を得ながら「まち」を創ることにコミットしています。そして、FoundingBaseのMISSIONでもある、「自由」をUpdateするを実現するために、事業をつくっていきます。

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▲ 写真はコミュニティスペース「ステージえんがわ」の写真

今後は三条の中心市街地で、食事を楽しめたり、ゆったりとくつろげたり、古民家で料理ができたりと、未来をのまちを創造し、その未来の実現に向けて企画を進めていきます。
みなさんが三条に訪れた時に、三条のまちなか観光を楽しめるような企画を準備しています。ぜひ新潟県の三条市に遊びにきてください。

またFoudingBaseでは、宿泊施設の運営(ゲストハウス)やツアーなども開催予定です。
まちを創り、コミュニティを形成している三条の取り組みを感じたいと思う方は、ぜひご連絡ください!

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