見出し画像

フミダス!プロジェクトから見る、本気になれる場作り(大分県豊後高田市)



フミダス!プロジェクトへの参加

大分県豊後高田市では、市内唯一の高校である高田高校の生徒がさまざまなプロジェクトに挑戦しています。
現在実施中の取り組みは、岡山県吉備中央町、高知県四万十町、大分県豊後高田市の中高生が自分たちのやりたいを実現させるフミダス!プロジェクトです。
今回は「どこかに足を運び、ホンモノに触れる」というコンセプトのもと、長野県塩尻市で空き家の利活用を学ぶツアーを開催します。

実はこのフミダス!今回で3回目のプロジェクトになります。

フミダス!は、中高生たちが自分たちでやりたいことを決め、コンテンツや実施方法を0から決めていきます。
中高生たちは、0から何かを創り出す経験はほとんどが未経験。
時には議論が白熱したり、大きな壁にぶつかることもあります。

今回のフミダス!ツアーでは、参加生徒はプロジェクト開始後、自分の成長ポイントを明確にすることからはじめました。

「人見知りな自分を変えたい」
「物事を偏見の目でなく、客観的に見れるようになりたい」
そんな変わりたい自分を持った上で、プロジェクトに臨んでいます。

リアルに触れる体験

自分の成長ポイントをクリアしていくため、目の前に直面する課題やリアルに向き合っていく経験をしています。

今回のフミダス!ツアーでは現在、クラウドファンディングを実施しています。

中高生自ら、地域の方やこれまで自分がお世話になった方に向けて支援のお願いをしていますが、そう簡単にはいきません。

「空き家の利活用って地域のためになるの?」「私が支援するメリットは?」「お金を支援することって簡単じゃないよ」

そんな声をいただくことも少なくありません。

実際に自分の中学の時の担任の先生にお願いに行った生徒はこんなお声をいただきました。
「私はあなたのことを応援したいけど、これでは大人の世界では通用しない。本気で取り組んでいるのがわかるからこそ、まだまだ考えられることはあるはず!」

その後、再度プレゼンをさせていただく依頼をし、もう一度話をさせていただくことになりました。

画像1

(支援をいただくために何度も練習を重ねました)

子どもたちがリアルを体験し、本気になれる場所を創り続ける

私たちFoundingBaseの教育事業では「地域が好きな人を育む」をコンセプトに掲げています。

地域が好きな人を育むためにはいくつかの要素が必要だと考えています。
その一つに、楽しい経験だけでなく、挫折や困難を乗り越える経験があります。

そしてそのためには創られた環境ではなく、なるべくリアルに触れることが大事になります。
今回のクラウドファンディングを通しても、生徒たちは「お金を支援していただくことの重さ」を実際にいただいた支援や応援者からのメッセージを通して体験することができました。

子どもたちが挫折や困難に挑戦するために頑張れる=本気になれる場を創ることが私たちの大きな役割だと考えています。

これからも生徒が挑戦できる環境を創り続けていきたいと思います!

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!