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2018.05.25

津和野からの”人生初帰省”と、父との料理

こんにちは!津和野町に来て早1ヶ月、メンバーの舟山宏輝です。

 

今回は、津和野での1人暮らしに伴い、人生で初めて”帰省”を体験することになった舟山の、ゴールデンウィークの出来事についてお話しさせていただきます。

 

FoundingBase津和野チームでは、時々まちの人と一緒にご飯を食べる機会があります。この時にご飯を作るのは当番制で、僕はこのゴールデンウィーク中に、初めて一人で担当することに。

 

初めての担当だったので、「食べた人にとって少しでいいから記憶に残るものを作りたい」と思いました。料理のレパートリーがない中、少し考えて思いついたのは、「そうだ、父さんの得意料理を作ろう」。

 

舟山家では、普段料理をあまりしない父が、たまに特製料理を作ります。それは、鳥のナンコツが入った肉団子の揚げ物。噛んだときの肉汁とコリコリした食感がもう「最高ッ!」な一品です。肉がたっぷり入っていて味付けも濃いため、食べ盛りにも喜んでもらえるだろうと思いました。

 

ただ、この料理はいつも父がきまぐれで作っていたため、僕自身作ったことがありませんでした。普段連絡を取らない父に「あの料理の作り方を教えて欲しい」とお願いし、帰省した時に教えてもらうことにしました。

 

生まれ育った場所を離れて津和野に来てから、人生で初めて”帰省”で帰るという経験。どうせ帰るなら、家ではいつもと違う過ごし方をしたいなと考えていたのですが、まさか父から料理を教わる機会になるとは。実家で過ごしていた頃も、たくさん会話をするわけでもなかったので、少し緊張しながら教わりに行きました。

 

分量などレシピをメモする気満々で向かったのですが、父から放たれた言葉は
「レシピなんかない。必要な材料をミキサーで混ぜてこねて団子にして揚げる。以上だ」
「あ、はい」
なんとなく想像していましたが、想像以上にざっくりした伝承。

 

おそらく24年の人生で初めて、父と一緒にキッチンに立ち料理を作る時間。少し恥ずかしさもありながら大人になったことを実感するようで、不思議な感覚。

できあがった唐揚げを昼食に二人で食べながら、今まではなんか恥ずかしくてできなかった近況のことも話したりして、父との距離も少し近くなったように感じました。

 

帰省から戻り、父から教わった材料を携え、いざ振る舞う日。調理場にミキサーがないことがわかり、野菜と肉を2時間包丁で叩き続けたり、団子の中までなかなか火が通らないことに四苦八苦しながらも、なんとか完成させることができました。

 

そして夕飯時、みんなを前に料理の説明をして、いただきます。
少し多めに作ったつもりでしたが、あっという間になくなり、みんなから「これ美味い!」と喜んでもらうことができ、大満足でした。父にも写真付きで報告をすると「よくできました」との返信。この歳になって親から褒められるとは、とちょっとくすぐったい気持ちになりました。

 

10人分の料理を振る舞うという経験したことのないことを前に、どうしようどうしようと悩んで、自分の頭の引き出し開けていったら、父の思い出の料理が出てきた。少し恥ずかしさもあったけど父から料理を教わり、今まではしなかったような会話もすることができた今回のゴールデンウィーク。住む場所は離れたはずなのに、今までよりも関係が近づく時間になりました。

 

正直なところ、今まで”親”という存在は”育ててくれた人”というくらいの認識しかなかったので、「何かを教わろう」なんて積極的なことを考えたことありませんでした。しかし今回の経験を通じて、自分にとって一番近い存在の大人なんだなと実感することができ、自分よりも多くの経験をしている大人として、また改めて何かを教わりたいなと感じた帰省になったと感じています。

 

実家から離れた場所に住んでいても、今までの人との関係が疎遠になるのではなく、かえって近くなるなんて思いもしませんでした。これからもいろんな経験を通して、近くの人・遠くの人関係なく、人との関係性をより密にして、人生を豊かにしていきたいです。

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