latest news

2018.01.04

【募集終了!】『農家の社交場』から、農業を創り直す。我こそはという仲間、探しています。

募集終了!!
たくさんのお問い合わせ、ありがとうございました!!!

 

FoundingBaseでは、共に魅力的な地域を作る活動を行う地域おこし協力隊員を募集しています。

少しでも興味のある方は、気軽にご連絡をいただければと思います。

 


募集概要

 

2018年度、FoundingBase津和野チームは、役場や農家の方々と共に、「津和野町農業の司令塔」となる地域商社『まるごと津和野プランニング(仮称)』を立ち上げます。

 

町の方々と一緒に作ってきた『まるごと津和野マルシェ』の関係性をより発展させ、津和野農業の生産・流通・販売の全てのプロセスを改善し、農家の作業の分業化と効率化を図る事で、町全体の農業生産量と産出額の底上げを目指していきます。

 


背景

島根県津和野町は、林野率90%を超える中山間地域です。このため田畑の面積には限りがあり、また休耕地も多くあります。農家のほぼ全てが小規模農業を営み、高齢化と後継者不足も大きな課題です。状況だけを見れば、「この町の農業の先行きは暗い」と言わざるを得ません。

 

それでは、どうしたらこの状況を変えられるか?
津和野では、この状況と正面から向き合った挑戦が始まっています。

 

2013年、当時地域起こし協力隊だったメンバーの坂和貴之は、役場や農家の方々と共に『まるごと津和野マルシェ』という朝市を立ち上げました。地産地消を推進することを目的としてスタートしたこの朝市は、小規模ながらコツコツと開催を続け、町民に親しまれる朝市として成長しました。

まるごと津和野マルシェの様子

 

同時に、「山積する農業課題に対し、まるごと津和野マルシェは何が出来るか」についても考え続けてきました。今の中山間地の農業が抱える一番の課題は、農家が小規模農家であることと、作業の効率化が難しいということです。このためまとまった生産量を確保することが難しく、野菜の出荷先も限られてしまいます。一方で、自分たちで営業をする時間も確保できず、新規の販売先の開拓も困難です。

 

まるごと津和野マルシェでは、今取り組むべきことは農家の方々が団結し、自分たちの生産・流通・販売のプロセスを全て見直して、業務の分業化と効率化を図ることだと考えました。例えばみんなで出荷量を計画して同じ作物を作ったり、あえて時期をずらして作って付加価値を付けたり、流通や販売の方法も話し合って工夫するなどです。

 

その中で、津和野町役場、津和野の農家の方々や農業従事者の方々と団結して、「津和野町農業の司令塔」となる地域商社『まるごと津和野プランニング(仮称)』を立ち上げることとしました。

 

しかし、これは言うほど簡単な話ではありません。当たり前ですが各農家は独立して仕事をしています。そこに、組合よりも連携感の強い連合体を作ろうという話なのです。その中で、私たちの強みは、まるごと津和野マルシェを通じて作った町の方々との団結力です。まるごと津和野マルシェは朝市ですが、ただ野菜が売られるだけでなく、地域の商店さんがお菓子の販売をしたり、料理屋さんが食事を出したり、また竹細工職人さんが新作のカゴをお披露目したり、起業家のたまごが自分のビジネスをPRしたりと、「農家の社交場」ともいうべき場所となってきています。こうした人や商品の繋がりから生まれてきた問題意識によって、常識的には無理と考えられてきたチームを作ることが私たちの挑戦です。

 


取り組む課題

地域商社『まるごと津和野プランニング(仮称)』では、下記4つの問いを解決する取り組みを行っていきます。

 

1. 「どうすれば、個人事業主である各農家(生産者)が一つのプロセスを共有し、それぞれのやり方を変えて業務分担をすることができるか?」
「チームを組んで役割分担をし、業務を効率化する」というのは、言うことは簡単ですが、実現するのは簡単ではありません。それぞれの生産者は同じ働き方をしているわけではなく、自分のやり方やペースによって生産に取り組んでいるからです。各生産者が一つのプロセスを共有するとして、「そればどのようなプロセスなのか」「何を目的とするのか」「良し悪しの基準は誰がどう決めるのか」など、検討しなければならないことはたくさんあります。

 

2. 「どうすれば、生産物の種類や出荷時期の偏りを無くすことができるか?」
上記のテーマにも関係しますが、生産の調整をどのように決めるのかも大きな課題です。それぞれが得意な種類の生産物を持っていて、年間の業務ペースも決まっています。そのペースをみんなが変えて、「この種類を、それぞれがこのペースに合わせて出荷しよう」ということを決めなければなりません。

 

3. 「どうすれば、より効率的に野菜を集荷地に集めることができるか?」
野菜を流通させるということは、中山間地の小規模農家にとって大きな課題です。さらに高齢化が進むことで、これまで行っていた業務を行えなくなってきています。この改善については、これまでの考え方にとらわれない新たなアイデアを導入する必要があります。

 

4. 「どうすれば、定期的に新商品を作れたり、都市で販売することができるか?」
『生産のプロフェッショナル』である農家が、商品開発や販売にも思考を巡らせるにはどうしたらいいか。ただ専門業者に発注して開発を依頼するのではなく、自分たちが「出口の視点を持った生産」を行うにはどうしたらいいのかを検討する必要があります。

 

それぞれ問いには、小さな課題が複雑に絡み合っていたり、関係者同士の利害関係が生じていたりします。「解決は困難」と一言でまとめたくなる時もあります。しかし、誰も答えを分からないことだからこそ、みんなで話し合って仮説を作り、一つずつ検証して進んでいきたいと思います。

 

私たちは、どんな問題であったとしても、トライアンドエラーの繰り返しの先に必ず希望があると考えます。これまで長い時間をかけて培われてきた津和野農業の仕組みの中で、残す部分と改善すべき部分を考え、50年後の津和野農業および日本の中山間地域の農業を希望と魅力の溢れるものにしたいと思っています。

 


募集する業務: 『流通プランナー』について

今回募集するのは、「流通プランナー」の役割を担う仲間です。

 

上記の問3にある通り、中山間地の小規模農家にとって、「畑の野菜を集荷地に運ぶ」というのは一つの大きな工程です。集荷地まで距離がある場合が多いことに加え、出荷量が少ないため一回の輸送で売り上げられる金額が多くないからです。ここに全く新しい工夫を加えた方法を生み出し、かつそのプロセスを生産者が実行できるようになるまでサポートすることで、初めて新しい仕組みが誕生します。

 

これは単に情報技術を持ち込めばいいという話ではなく、これまでの習慣を大きく変えるということです。もちろん大変な話ではあります。しかし、ここを乗り越えてこそ、新しい小規模農業が生まれてくることになります。そうした取り組みを「我こそは!」という意気込みで牽引してくれる仲間を、私たちは探しています。

 


求められる人材像

生産者の畑に何度も通ってコミュニケーションを取り、自分の仮説を検証するために何度も試行錯誤を繰り返すことができる。また、次々に生じる幾多の課題を前向きに捉えて乗り越えていける。

 


その他: FoundingBaseが応援すること

この仕事を通じて、あなたは地方の農業の現状を目の当たりにしたり、農業経済そのものについてよく考えることになると思います。また、現場では様々な業務を求められます。「単純業務を繰り返す」という類の仕事では全くなく、常に創意工夫をしながら、町役場や生産者の方々と連携し、また消費者のことを考えながら働くことが求められます。ここで得られる経験は、あなたにとってかけがえのない原体験になると思います。その上で、仮にあなたが新しい事業に挑戦したいと考えるようになったとしたら、それは大変素晴らしいことですし、FoundingBaseも津和野町も、その挑戦を全力で応援します。そうした新しい取り組みの循環によって、町や地域は発展していくと考えるからです。

 


このページを見てくださっているあなたへ。

 

FoundingBase 津和野マネージャーの坂和です。

 

「わくわくする社会をつくる。」地域活性というと、マイナスの面ばかりがクローズアップされがちですが、地域の課題を解決できるのは、むしろ『地域のプラス面』をいかに伸ばすかにかかっていると感じています。

 

一見すると見えてはこないけれど、地域で生活をしていく中で、人に教えられ、生活文化に触れることで、気づかされる可能性は無数にあります。もともとある地域資源と外からの視点やリソースをつなげ、これまでにない取り組みを創り出す。可能性を最大限に発揮できるように、地域の声をすくい上げ、メンバーと共に事業を開発します。

 

問題を一つ一つ地道に分解し、本質的な地域の価値を引き出し、そこにビジネス視点を加えて提案することが、他の誰にもできない(やろうとしない)FoundingBaseプログラムの強みだと思います。

 

よそ者視点で地域の可能性を発見し、地域の外の仲間達と協力して、事業を推進していく。地域の活力となるのは今もこれからも、常に『人』だと思います。

 

夢を描く個人が増えれば地域が変わり、地域が変われば日本が変わる。まずは地域から、わくわくする社会をつくることが、次の日本を創る一歩になると思うのです。

 

一緒に、地域の農業から新しい日本の未来を創りましょう!

 

 

back to top

募集記事に関連するニュース

other news