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2018.03.07

西和賀町での2018年度活動報告会を開催します。

何週間か前。
たしか、積雪が2mを突破したあたりの日のこと。

 

FoundingBase西和賀メンバーの早川と西村は、大野地区の「どんと祭」に参加させていただきました。「どんと祭」とは、正月飾りを焼き、御神火にあたることで一年の無病息災や家内安全を祈願するものだそう。

 

まずはたくさんの藁を集めて編み、大きなしめ縄を作るお手伝い。そのあと神主さんがいらして、しめ縄が燃え消えていく様を前に祈願。神事が無事に終わった後は、お昼から大宴会です。

 

突然ですが、「田舎」と聞くと、皆さんはどんなイメージを持ちますか。

 

大阪や東京と言ったいわゆる「都会」で20年間育ってきた僕、西村は、「田舎」は閉鎖的でよそ者を受け入れないと、勝手に偏見を持っていました。ろくに行ったこともないのに。

 

そこから、西和賀町で暮らして約1年。以前抱いていたイメージは刷新されました。

 

実は僕たちは、この大野地区に住んでいるわけではありません。けれども地区の方々のご厚意で、行事がある度に呼んでいただいているのです。

 

大野地区に限らず、行事がある度に「よそ者」の僕たちを、嫌な顔一つせず迎え入れてくれる西和賀の方々。

 

地元の方「見かけねえ顔だけど、◯◯さんのところのわらし(子ども)かー?」
ぼくたち「あっ、違います。笑」
地元の方「どこからきたんだー?」
ぼくたち「東京から来てお世話になってます」
地元の方「今はどこさ、すんでるんだー?」
ぼくたち「川尻(ぼくたちの家のある地区)の役場のすぐそばです」
地元の方「今はどこさ、つとめてるんだー?」
ぼくたち「あ、役場にお世話になってて、地域おこし協力隊で、西高のことやらせてもらってます」
地元の方「そうかー頑張れよー。せっかくきたんだから楽しんでけよーまず飲め飲め」

 

方言の再現度にはすこし自信がありませんが、このやりとりを何度繰り返したことか。そしてどれだけのお酒を飲んだことか……。たくさんの地区の、たくさんの人たちにお世話になる機会がありました。

 

大野地区のある方に言われた言葉で忘れられないものがあります。

 

「おれはまず、お前らがいつまでいるかしらねーけど、すぐ西和賀離れるのかもしれねーし、個人的にはいろんなところさ行って、いろんなもん見て来た方がいいと思ってる。けどな、おめーらはもう家族だから。嫁さんできて、子どもさできたら、絶対顔見せろよ。たまにでいいから。その頃まで俺が生きてるかもわかんねえけどな。はっはっはっは。」

 

ときどき行事に参加させていただいて、地区のお母さん方が作ってくださった美味しいご飯をご馳走になって、たらふくお酒を飲ませてもらっているだけの僕ら。何にもお返しはできていないし、力にもなれていない僕ら。

 

そんな僕らに、「家族」と言ってくださる愛情。
それでも目に見えるもの見えないもの関係なくたくさんのものを与え続けてくださる懐の深さ。

 

ほんとうにうれしくって、お世話になりっぱなしでした。

 

「結」というものがあります。

 

小さな地域における、共同作業(農業や西和賀であれば雪かきなど)の制度のことを意味し、住民総出で助け合い・協力し合う相互扶助の精神で成立しています。

 

西和賀でも、住民が減少の一途を辿るに連れて、地域のつながりは希薄になっていると、嘆く地域住民の方もいます。外に出たくでも出られないおじいちゃんおばあちゃんがたくさんいます。町の、全人口における65歳以上の人口の割合は約50%で、超高齢社会です。

 

「結」の精神は、西和賀町でも希少になりつつあるかもしれない。

 

そんなのは綺麗事の幻想だと、都会から批判する人もいるかもしれない。

 

けれどぼくは、西和賀町に1年間住んだことで、「結」の端緒をたしかに肌で感じました。いや、相互扶助どころか一方的に、たくさんのものをいただきました。

 

岩手県西和賀町で3月17日と18日に、今年度地域おこし協力隊 早川大輝と西村海星の2名の活動報告会を実施します。

 

言葉では言い表せないくらいの、たくさんの感謝をこめて。

 

最大限の誠意をこめて。

 

 

(西村 海星)

 

 

報告会詳細

「2017年度地域おこし協力隊 早川・西村の軌跡」

 

3月17日(土) 湯夢プラザ2階(湯田会場)
3月18日(日) 大野公民館(沢内会場)

※両日9時00分〜17時00分まで展示や交流スペースを用意しております。
※内容は、両日とも同じものです。

 

 

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